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DAIKENリフォーム掲載~フローリング張り替え

#トラブル#フローリング#張替え#遮音#騒音

マンションのフローリング張り替えで注意すべき遮音性とは?

マンションでフローリングの張り替えを検討する際、最も注意したいポイントの一つが「遮音性」です。戸建て住宅であれば、上下階の住人を気にする必要はなく、多少足音が響いても家族間で済むことが多いため、それほど神経質になる必要はありません。しかし、マンションでは生活音が階下に伝わりやすく、その音が思わぬトラブルの引き金になることもあります。だからこそ、フローリングを選ぶ際には、デザイン性や耐久性だけでなく、「音への配慮」が欠かせません。

特に近年は、子どもが走り回る音や椅子を引く音、物を落としたときの衝撃音などが原因で、住民同士の関係に影響を及ぼすケースも増えています。そのため、多くのマンションではフローリングに関して一定の基準が設けられており、リノベーション時には「遮音フローリング」の使用が義務付けられていることも珍しくありません。これらの基準は一般的に「L値」や「ΔL等級」などの遮音等級で規定されており、具体的な数値が管理規約に明記されていることもあります。

リノベーションを進める際には、まずマンションの管理規約を確認し、フローリングの遮音性能に関する条件を把握することが大切です。たとえば、「ΔLL-4等級以上」など、一定の基準を満たした製品しか使用できないといった制約がある場合、それを守らずに施工を進めてしまうと、後々のトラブルや再工事につながりかねません。加えて、施工前には管理組合への申請や、理事会の承認が必要になる場合も多いため、余裕を持った計画と事前の相談が欠かせません。

マンションで快適かつ安心な住環境を保つためには、自分たちの住み心地だけでなく、近隣住民への配慮も不可欠です。適切な遮音性能を備えたフローリングを選ぶことは、その第一歩といえるでしょう。

DAIKENリフォームマガジン(大建工業)

マンションリフォームやリノベーションにおすすめのフローリングの種類は? マンションは床の防音対策も大切!

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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