センスがなくてもOK!一人暮らしの部屋に“1点投入”でおしゃれになる名作家具 | COLLINO(コリーノ)インテリア

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センスがなくてもOK!一人暮らしの部屋に“1点投入”でおしゃれになる名作家具

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一人暮らしの部屋をもっとおしゃれにしたい。けれど、どこから手を付けていいかわからない――。そんな方にこそおすすめしたいのが、「名作家具をひとつだけ置く」模様替え術です。

イームズやマリオ・ベリーニなど、世界中のデザイン愛好家に支持され続けている家具ブランド。その代表的なアイテムをひとつ取り入れるだけで、狭いワンルームもぐっと洗練された空間に変わります。

今回は、センスに自信がなくてもできる「1点投入」インテリアの魅力と、おすすめの家具をご紹介します。


名作家具は「置くだけで整う」魔法のアイテム

おしゃれな部屋づくりには、センスや予算、広い部屋が必要――そう思っていませんか?実は、そうではありません。

名作家具には、数十年にわたって世界中で愛されてきた理由があります。それは、空間に置いた瞬間に「格」が生まれる普遍的な美しさを持っているから。インテリアに詳しくない人でも、直感的に「なんかいい」と感じられるバランスの良さがあります。

しかも、サイズが比較的コンパクトなアイテムも多く、狭い賃貸でも無理なく置ける点も魅力。まさに、ミニマルで効率的な一人暮らしにこそふさわしい存在です。


狭い部屋でも映える!賃貸OKな“名作家具”5選

ここからは、置くだけで部屋全体の印象を引き上げてくれる、おすすめの名作家具を紹介します。どれも「1点投入」で効果抜群のものばかりです。

① シェルチェア(イームズ/ハーマンミラー)

FLYMe.

カラフルで曲線美が特徴のシェルチェア。どんなインテリアスタイルにも合わせやすく、置くだけで一気に海外風のおしゃれ感が漂います。軽量で移動もラク。デスクチェアにもダイニングにも使える万能選手です。

②キャブチェア(マリオ・ベリーニ/カッシーナ)

Cassina IXC.

本皮張りのシンプルなフォルムが特徴的な、イタリアデザインの名作。ゆったりとした座り心地と圧倒的な存在感で、1脚置くだけでアートのような空間が完成します。小さな部屋にこそ似合う「主役家具」です。MOMAニューヨーク近代美術館永久収蔵品。

③ セブンチェア(アルネ・ヤコブセン/フリッツ・ハンセン)

FLYMe.

背もたれから脚にかけての滑らかなラインが美しいチェア。北欧らしいミニマルな美しさで、狭い部屋でも視線を遮らず、圧迫感がありません。ブラックなどの濃いカラーを選ぶとモダンな部屋に、明るい木目カラーを選ぶと、部屋全体が軽やかに仕上がります。

④ E-1027(アイリーン・グレイ/カッシーナ)

Cassina IXC.

1879年アイルランドに生まれた女流デザイナー、アイリーン・グレイの作品。6mmのガラスの天板とスティールパイプで構成され、テーブルトップの高さは546mm~956mmまで調節可能。ガラスの天板により「床の抜け感」が出せるので、狭い空間でも広く見せたい人におすすめ。

⑤ スツール60(アルヴァ・アアルト/アルテック)

FLYMe.

建築家アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした「スツール 60」。スツールとしてはもちろん、サイドテーブルや花台、ナイトテーブルとしても活用できます。使わないときは重ねて収納可能。小さな部屋でマルチに活躍する“名脇役”です。


色の選び方と配置で、さらにセンスアップ

名作家具を映えさせるには、「周囲とのバランス」も大切。たとえば、壁や床が白やグレーなら、家具のフォルムや色が際立ちます。逆に、部屋が雑多な印象なら、家具の美しさが埋もれてしまうかもしれません。

ポイントは「引き算インテリア」。主役の家具が決まったら、周囲の雑貨や収納を一度見直して、余計な家具や装飾を省くことで、より一層洗練された印象に仕上がります。


「買うのはハードルが高い…」という方へ

憧れのブランド家具とはいえ、いきなり買うのは勇気が要りますよね。そんな方には、以下のような選択肢もあります。

  • リプロダクト製品を活用する
     →特許期間が過ぎ、製造権利が一般化されたリプロダクト品を購入する
  • 中古やアウトレットを探す
     →名作家具は中古でも価値が落ちにくく、掘り出し物も多い
  • 1点ずつ、時間をかけて揃える
     →無理せず、でも確実に「好きな空間」をつくっていけます

おしゃれな部屋への最短ルートは“1点の名作家具”

模様替えは、時間も手間もかかる…そう感じている人ほど、「名作家具の1点投入」で変化を実感できるはずです。

賃貸でも、狭くても、家具の力を借りれば、今すぐ部屋の印象は変えられます。
一人暮らしの毎日を、自分らしく、気分の上がる空間に。
「センスがない」と悩む必要はありません。
世界中のデザイナーが提供する良いものを、ひとつだけ。
それが、おしゃれな部屋へのいちばん簡単で確実な道なのです。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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