引っ越しで失敗しない家具選び|無印良品・IKEA・ニトリの違いと正しい選び方を建築士が解説

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引っ越しで絶対に失敗しない家具の選び方─無印良品・IKEA・ニトリの“向いている人・向かない人”

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引っ越しは、新しい暮らしをつくる大きなチャンスです。しかし実際には、多くの方が「どんな家具を選べばいいかわからない」「無印・IKEA・ニトリの違いって?」と悩まれます。
空間づくりに正解はありませんが、“相性の良い家具ブランド”は確実に存在します。

この記事では、建築士として数多くの住まいを見てきた経験から、
「迷わず正しく選べる家具選びの軸」と、「無印良品・IKEA・ニトリの向き不向き」を分かりやすく整理してお伝えします。


家具選びで失敗する人に共通する“3つの落とし穴”

引っ越しのタイミングで家具選びを失敗する方には、共通の特徴があります。

① 部屋の“配置の流れ”を見ずに買ってしまう

「ダイニングテーブルはこれくらいでいいかな」「ソファは気に入ったからこれで」
と“モノ単体”で決めてしまうと、生活動線が詰まる・家具同士の高さがちぐはぐになるなど、後戻りできない問題が起きます。

② 無印良品・IKEA・ニトリの違いを理解しないまま選ぶ

3ブランドは見た目がシンプルでも、“世界観”も“使い勝手”も大きく異なります。
相性を間違えると、部屋がちぐはぐになってしまいます。

③ すぐに全部そろえようとする

引っ越し直後にすべて買いそろえると、
「本当はいらなかった」「もっと大きいほうがよかった」が必ず出てきます。
家具は“暮らしながらアップデート”する方が成功率が高いです。


まず知っておきたい「家具選びの3つの軸」

家具選びに迷ったら、下記の3つだけ意識すれば失敗は激減します。

① 配置の流れ(動線)が整うサイズか

家具は“モノ”ではなく、“線(動線)”で考えると一気にわかりやすくなります。

  • テーブルは椅子を引いた奥行きまで含めて判断する
  • ソファは生活動線を妨げていないか
  • 収納は扉を開いた時にぶつからないか

この3点を満たすと、暮らしが格段に快適になります。

② 部屋のテイストと家具の“脚の高さ・抜け感”が合っているか

家具の印象を決めるのは「素材より脚」です。

  • 脚が細い → 空間が広く見える
  • 脚が太い/なし → 重く見え、圧迫感が出やすい

ワンルームやLDKが小さいお家は、“軽やかな脚の家具”を選ぶだけで劇的に変わります。

③「使う人の暮らし」に合っているか

家族構成・子どもの年齢・片付けの得意不得意。
家具はこれらによって“正解が変わる”ものです。

家具は資産ではなく“暮らしの道具”。
使い手に合っているかがもっとも重要な視点です。


無印良品・IKEA・ニトリの違いを“プロ視点”で明確に整理

ここが、読者がもっとも知りたいポイントです。

■ 無印良品|整う・静けさ・余白を生かす暮らし向き

  • 直線的でノイズの少ないデザイン
  • 同シリーズで揃えると圧倒的に統一感が出る
  • “生活道具を美しく整える”のが得意分野

向いている人:
・片付けを楽にしたい
・統一感が欲しい
・自然素材が好き

向かない人:
・インパクトのあるデザインが欲しい
・価格をなるべく抑えたい


■ IKEA|世界観・デザイン性・アイデアを楽しむ暮らし向き

  • 北欧らしい色づかい・遊び心のあるデザイン
  • 大型家具でも“抜け感”が出やすい
  • 組み合わせの自由度が高い

向いている人:
・自分らしい部屋を作りたい
・色・素材で遊びたい
・トレンド感を出したい

向かない人:
・細かい寸法調整が苦手
・耐久性重視の人


■ ニトリ|合理性・コスパ・使い勝手を重視する暮らし向き

  • 定番サイズが揃い、失敗しにくい
  • 価格と機能のバランスがとても良い
  • 日本の間取りに合わせやすい

向いている人:
・まずは必要なものを揃えたい
・価格と品質のバランスを重視
・“間違いにくい家具”を探している

向かない人:
・デザインの個性を強く出したい


ブランドを混ぜる時に気をつけたい“黄金ルール”

無印×IKEA×ニトリを混ぜても、実はとても美しくまとまります。
大事なのは次のルールだけ。

① 主役(70%)となるブランドを決める

例えばLDK全体は無印で統一し、アクセントとしてIKEAの照明を入れるなど。
主役が決まっているとブレません。

② 色数は“3色まで”に抑える

壁・床・大物家具の色を揃えると一気にまとまります。

③ スチール・木目・布の“素材感”を揃える

素材がバラバラになると、どれだけ良い家具でも途端に雑多に見えます。


引っ越しで迷わないための「家具購入の順番」

家具選びは“順番”を間違えると失敗します。
正しい順番は次の通りです。

  1. ダイニングセット(暮らしの中心)
  2. ソファ or リビングの主役家具
  3. 大型収納
  4. ベッド(寝室の快適性)
  5. サイドテーブル・ラグ・照明などの小物

この順番で揃えるだけで、部屋のまとまり方が変わります。


まとめ:家具選びは“誰が・どこで・どう暮らすか”で決まります

家具選びはブランド比較より、「自分の暮らしに合っているか」が最大の判断軸です。

  • 無印=整える
  • IKEA=楽しむ
  • ニトリ=合理的にそろえる

それぞれの強みを理解し、暮らしの動線とサイズ感を押さえれば、
引っ越し後の新生活はぐっと快適になります。

家具は“住まいの器”をつくるパートナー。
今回の記事を参考に、ぜひ素敵な新生活を迎えてください。

COLLINOでは女性一級建築士が、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、将来を見据えたリフォームや模様替えプランを丁寧に作成いたします。
安心と上質を兼ね備えた住まいづくりを、ぜひご相談ください。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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