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AERA with Kids掲載~子どもの学習意欲を高める環境作りのポイント

#勉強#子ども部屋#学力#家具配置のルール#非認知能力

子どもが勉強に集中できず、すぐにスマホをいじり出したり、やる気が出ない状況に悩む親御さんは多いでしょう。このような問題に直面したとき、重要なのは子どもが勉強に集中できる環境を整えることです。家庭内の工夫によって、子どもの学習意欲や集中力を高めることができます。本記事では、実例を交えながら効果的な環境作りのポイントを解説します。


親ができるサポートで勉強のやる気を引き出す方法

2LDKで子ども3人のご家庭のリビング学習のようす

1. 子どもが勉強しない原因を探る

(1) 環境が集中を妨げている可能性

子どもが勉強に集中できない原因は、学習環境にある場合が多いです。例えば、照明が暗すぎたり、机や椅子が体に合っていないと、快適に学習することが難しくなります。また、部屋が散らかっていたり、雑音が多いと、集中力が途切れがちになります。

(2) 心理的な要因も影響

家庭内の雰囲気や親子のコミュニケーションも、子どものやる気に大きく関係しています。学習に対して過度なプレッシャーをかけすぎると逆効果になるため、子どもが自主的に学びたいと思える環境を整えることが大切です。


2. 集中力を高める学習環境の工夫

(1) 適切な照明の選び方

照明の明るさや色調は、集中力に大きな影響を与えます。

  • 明るすぎず暗すぎない照明:目の疲れを軽減し、長時間の学習をサポート。
  • 昼白色の照明:自然光に近い色調が適しており、集中力を維持しやすい。

(2) 体に合った机と椅子の選定

姿勢を保ちやすい家具を選ぶことで、体への負担を減らし、学習効率が向上します。

  • 調整可能な椅子:高さを調節できる椅子を使い、正しい姿勢を保つ。
  • 広い机:教材やノートを広げても余裕のあるスペースを確保する。

(3) 雑音を防ぐ防音対策

  • カーペットやカーテンの設置:防音効果があり、外部の音を遮断。
  • 静音マシン:ホワイトノイズを活用して集中できる環境を作る。

(4) 整理整頓しやすい収納スペース

収納スペースを充実させ、使う教材だけを机上に置くことで、集中力が向上します。必要な物をすぐ取り出せる環境を整えることが重要です。


リビング学習と子ども部屋の活用

(1) リビング学習のメリット

親が近くにいるリビングで学習することで、子どもは安心感を得られます。

  • 親子のコミュニケーションが活性化:わからないことをすぐに聞ける環境が学習意欲を高めます。
  • 適度な見守りが可能:勉強をサポートしつつ、干渉しすぎない距離感がポイント。

(2) 自立を促す子ども部屋の工夫

リビング学習に慣れたら、子ども部屋で自主的に学ぶ習慣をつけます。

  • 集中しやすい配置:勉強机を窓やテレビの反射を避けた位置に設置。
  • 学習以外の物を排除:遊び道具やゲームを別の場所に保管し、学習専用の空間にする。

実際の成功事例とその効果

私たちの家庭でも、学習環境を見直し、以下の工夫を取り入れました。

  • 環境改善の結果
    • 長女は医師として社会に貢献。
    • 次女はゲーム会社のプランナーとして創造的な才能を発揮。

その他にも、子どもの学習環境を整えた多くのお客様から、感謝の声をいただいております。このように適切な学習環境の整備は、親が唯一できることであり、また子どもの能力や可能性を引き出す大きな鍵となります。


学習環境改善の注意点

(1) 過剰な期待を押し付けない

子どもに過度なプレッシャーをかけると、逆に学習意欲を失わせる可能性があります。学習の成果よりも、努力する姿勢を褒めてあげることが大切です。

(2) 子ども自身の意見を尊重する

環境改善は、親だけで進めるのではなく、子どもの意見を取り入れることが重要です。「どんな環境で勉強したいか」を一緒に話し合うことで、自主性も育ちます。


まとめ

子どもが勉強に集中し、やる気を持つためには、学習環境の整備が欠かせません。適切な照明や家具、防音対策、整理整頓された空間を整えることで、子どもは学習に没頭しやすくなります。また、リビング学習や子ども部屋の配置を工夫するなど、親のサポートも必要です。

学習環境の改善は、子どもの成長を支える大きなステップです。できる限り、子どもが「勉強したい」と思える環境を整えましょう。それは、子どもの才能や可能性を引き出し、将来の可能性や成功へとつながる道となります。

具体的な工夫の内容については、教育雑誌AERA with Kids(朝日新聞出版)でも詳しくご紹介しております。子どもの学習環境にお悩みの方、ぜひ一度ご覧いただき、日々の生活に取り入れてみてください。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。その後、確認検査機関にて、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。その後、機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行う一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインしたデスク兼用ダイニングテーブルは2024年キッズデザイン賞を受賞。

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