マンション購入で失敗しないためのポイント:見落としがちな避難ハッチ
マンション価格の高騰が続く中、もしマンション購入を検討せざるを得ない状況になった場合、「絶対に失敗できない」と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで、これまで数々の物件を見てきた一級建築士が、「このマンションは避けるべきかも?」と思ったポイントを解説します。普段お客様にはなかなか直接お伝えできない裏話も交えながら、失敗しないためのチェックポイントをお伝えします。
マンションの間取り図に潜む落とし穴
マンションの購入を検討する際、多くの方がまず目を通すのが「間取り図」でしょう。間取り図にはさまざまな情報が詰まっていますが、中には見逃しやすいポイントも。例えば、間取り図の右下あたりに描かれる「正方形の中に逆三角形のマーク」。これが何を示しているかご存じでしょうか?
正解は「避難ハッチ」です。
避難ハッチは、非常時に避難経路を確保するために設置が義務付けられている重要な設備です。しかし、その存在が普段の生活に影響を与えることもあります。
バルコニーの使い勝手を左右する避難ハッチ
避難ハッチが設置されているバルコニーでは、その上に物を置くことができません。さらに、上階の避難ハッチが降りてくる位置も考慮する必要があります。そのため、バルコニーを有効活用するのが難しい場合があります。
たとえば、「夕暮れ時にバルコニーでワインを楽しむ」なんて理想の暮らしを思い描いていても、避難ハッチの存在がその夢を阻むかもしれません。これは意外と見落とされがちなポイントですが、マンション購入において重要なチェック項目と言えるでしょう。
失敗を防ぐためのチェックポイント
マンション購入を成功させるためには、次のポイントを必ず確認することをおすすめします。
- バルコニーの間取り図を詳細に確認する
避難ハッチの位置をチェックし、そのエリアがどの程度生活スペースに影響を与えるかを把握しましょう。 - 日常の使い勝手をイメージする
家具や鉢植えなどを置きたい場合、避難ハッチをふさがないため、どの程度制限がかかるのかを考慮してください。 - モデルルームや実際の物件を訪問する
間取り図だけでなく、実際に現地を訪れてバルコニーの広さや避難ハッチの有無、使い勝手を体感することが大切です。
まとめ
マンション購入は一生に一度の大きな決断です。避難ハッチなど、つい見逃しがちなポイントを事前にチェックし、理想の住まいを手に入れましょう!
COLLINOでは、女性一級建築士や模様替え作家の専門知識を活かし、特に家具配置や間取りの使い勝手に悩むマンション購入者や子育て世代に向けた住まいの情報を発信しています。
家具配置プランの納品実績をもとに、具体的で実践的なアドバイスを提供しているため、「理想の住まい」を実現するお手伝いが可能です。これからマンション購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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