BLOG & INFO

お知らせ メディア

千葉銀行「住まいのコラム」掲載~能力を伸ばす子ども部屋

#子ども部屋#学力#非認知能力

非認知能力を伸ばす~おすすめな子ども部屋のつくり方

子ども部屋のつくり方:これからの時代に必要な能力を育む空間とは

子ども部屋、皆さんはどのように設けていますか?多くのご家庭では、子ども一人に対して一つの個室を与えるのが一般的かもしれません。しかし、ただ勉強さえしていれば安心という時代は、もう終わりを迎えています。

現代の社会では、学力だけでなく、協調性忍耐力問題解決能力自己管理能力、そしてコミュニケーション能力など、多様なスキルが子どもたちに求められています。これらの能力は、将来の社会生活や職業選択において重要な役割を果たします。

小学生までは2人で一緒に使う子ども部屋がおススメ

小学生までは2人で一緒に使う子ども部屋

将来は2つに分けることができる子ども部屋のつくり方

中学生になったら子ども部屋を分ける

では、これからの子どもに必要なこれらの能力を育むために、子ども部屋をどのように作れば良いのでしょうか?以下に、そのポイントをご紹介します。

1. 協調性を育む共有スペース

兄弟姉妹がいる場合、あえて部屋を共有することで、他者と協力し合う力を養うことができます。共有スペースでは、互いにルールを守り、コミュニケーションを取りながら生活する習慣が身につきます。

2. 自己管理能力を高める整理整頓

子ども自身が片付けやすい収納や整理システムを設けることで、自己管理の意識を育てます。物の定位置を決め、自分で管理する習慣を身につけさせましょう。

3. 問題解決能力を伸ばす創造的な空間

自由に工作や実験ができるスペースを用意することで、創造性や問題解決能力を刺激します。様々な素材や道具を揃え、自分で考えて行動する機会を増やしましょう。

4. 忍耐力を養うチャレンジの場

難易度の高いパズルやゲーム、楽器の練習スペースなど、継続して取り組むことで達成感を得られる環境を提供します。努力の大切さや忍耐力を学ぶ場となります。

5. コミュニケーション能力を高める配置

子ども部屋をリビングやダイニングの近くに配置することで、家族との会話が自然と増えます。オープンドアの方針を取り入れ、いつでも話しかけやすい雰囲気を作りましょう。

6. 学習とリラックスのバランス

勉強スペースとリラックスできるエリアを明確に分けることで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。心身の健康を保つためにも、休息の大切さを教えることが重要です。

7. テクノロジーとの適切な関わり

電子機器の使用ルールを設け、学習や情報収集に活用できる環境を整えます。一方で、デジタルデトックスの時間を設けることで、バランスの取れた生活習慣を身につけさせましょう。

まとめ

これからの時代、子どもたちには多様な能力が求められます。子ども部屋は、その能力を育むための重要な環境です。ただ勉強するだけの空間ではなく、心身の成長をサポートする場として工夫してみてはいかがでしょうか。

「ではどのようにつくれば?」とお考えの方は、ぜひこちらの記事をお読みください。具体的なアイデアや実践的なヒントが満載です。お子さまの未来をより豊かなものにするために、一緒に最適な子ども部屋づくりを考えてみましょう。

リンク:一級建築士に聞く!子ども部屋のつくり方

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。その後、確認検査機関にて、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。その後、機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行う一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインしたデスク兼用ダイニングテーブルは2024年キッズデザイン賞を受賞。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 一般社団法人日本模様替え協会 All rights Reserved.