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あなたはどちら派?四角テーブル派vs 丸テーブル派~3LDK の家具配置で徹底検証!

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ダイニングテーブルの選び方と比較

ダイニングテーブルを選ぶとき、あなたは四角テーブル派ですか?それとも丸テーブル派ですか?
今回は、都内のマンションにお住まいの子育て世代のお客様からご相談を受けた家具配置プランをもとに、それぞれのテーブルを配置した場合の違いについて一級建築士/模様替えアドバイザーが具体的にご紹介します。あなたの住空間づくりのヒントになれば幸いです。


今回のテーマ:3人家族/8.5畳/狭いリビングダイニングの家具配置プラン

ご相談内容

お客様は都内3LDK62㎡のマンションにお住まいのご夫婦と3歳のお子様の3人家族。
子どもはまだ一人で幼いけれど「機能的でおしゃれなLDKをつくりたい」というご要望をいただきました。高級家具ブランド「KARE」の家具を取り入れたスタイリッシュな空間づくりが理想とのこと。これに応じて、四角テーブルと丸テーブル、それぞれの配置プランを提案しました。


プラン解説:四角テーブルの配置

長方形のダイニングテーブルのメリットデメリット
長方形のダイニングテーブルのメリットデメリット

メリット

  1. 動線の整理が容易
    四角テーブルは壁際などに配置しやすく、スペースを有効活用できます。直線的な動線が作れることのほか、テーブルの角があるため広く効率的な空間利用が可能です。
  2. 家族の向き合い感
    テーブルを囲む形で家族が座るため、自然と向き合って会話が弾みやすくなります。特に、小さなお子様とのコミュニケーションに最適です。
  3. シンプルで万能なデザイン
    オーソドックスな形状のため、どんなインテリアにも馴染みやすく、失敗のない選択といえます。

デメリット

  1. 圧迫感
    同じ大きさでも四角いテーブルは角があるため大きく、視覚的に圧迫感が出やすくなります。
  2. ケガをしやすい
    角があるのでぶつかりやすく、とくに狭いリビングではケガをしやすくなります。
  3. 緊張を生みやすい
    家族と対面して座ることで、心理的に対立を生みやすくなります。

完成イメージ

長方形のダイニングテーブルのメリットデメリット

四角テーブルを採用したプランでは、直線的なレイアウトが特徴です。整然とした印象があり、KAREの家具のデザイン性が際立つ空間が実現します。


プラン解説:丸テーブルの配置

円形のダイニングテーブルのメリットデメリット
円形のダイニングテーブルのメリットデメリット

メリット

  1. 動線が滑らかに
    丸テーブルを配置することで、動線が緩やかになります。狭い空間でも圧迫感を感じさせず、自然な流れが生まれます。
  2. おしゃれな演出
    テーブル自体が曲線を持つため、空間に柔らかさと親しみやすさが加わります。カフェのようなおしゃれな雰囲気を作るのにもぴったりです。
  3. 緩やかな座席配置
    真正面ではなく適度な角度で座ることで、家族のカジュアルな会話がしやすく、自由度の高いテーブルの使い方が可能です。

メリット

  1. 配置が難しい
    円形テーブルは角がないため壁際などに配置しにくく、置き場に困ることがあります。また、角がないため、その分テーブル面積が小さく、同じ寸法でも狭い感じがあります。
  2. 座席位置の制限
    テーブルの脚の形によっては、座りにくく座席の配置が制限されることがあります。
  3. ハードルの高さ
    円形テーブルはおしゃれである反面、椅子などその他のインテリアとの相性が難しく、コーディネートのハードルが上がります。

完成イメージ

円形のダイニングテーブルのメリットデメリット

丸テーブルを採用したプランでは、空間全体に丸みが生まれ、柔らかい印象に仕上がりました。特に、おしゃれさを重視する方には最適な選択です。


今回のご家庭では「家族の会話を大切にしたい」という方針のもと、リビングダイニングにテレビを置かない配置を採用しました。
これにより、家族全員が自然とテーブルに集まり、対話を楽しむ空間が完成しました。テレビのない生活がもたらすコミュニケーションの増加も魅力的なポイントです。

これらのコツを抑えて実践することで、理想的なインテリア空間を実現し、家具選びの失敗を防ぐことができます。今回の記事を参考に、理想の空間を実現し、長く愛用できる家具を見つけてください。

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この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。確認検査機関では、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行うCOLLINO一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点でつくる独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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