家具の配置がうまくいかない…?実は「コンセントの位置」に原因があるかもしれません | COLLINO(コリーノ)インテリア

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家具の配置がうまくいかない…?実は「コンセントの位置」に原因があるかもしれません

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家具の配置って、簡単そうに見えて意外と難しいと感じたことはありませんか?

映画やドラマに出てくるお部屋は、どこか洗練されていて、家具もすっきりと美しく配置されています。でも、いざ自分の部屋になると、なんとなく「しっくりこない」「まとまりがない」と感じてしまう——そんな声をよく耳にします。

その原因の一つが、「コンセントの位置」にあることをご存じでしょうか?


なんでこんなところに?コンセント問題の現実

「ここにコンセントがあれば…」と思ったこと、誰しも一度はあるはずです。

例えば、テレビの裏に収納を置きたくても、コンセントやTVアンテナの差し込み口がちょうどその場所にあったために断念。あるいは、ベッドサイドに間接照明を置きたいのに、電源が遠くて延長コードが部屋を横切る…。そんな「小さな不便」が積み重なって、家具の配置がうまくいかない部屋になってしまうのです。

実際、「なんでこんな場所に?」「なんでここにないの?」と思うコンセントの位置は意外に多いもの。電化製品が生活に欠かせない現代では、コンセントの場所はインテリアの成否を左右する重要なポイントになっています。


設計段階での“想定”と、実際の暮らしのズレ

多くの住宅では、設計段階である程度の家具配置を想定してコンセントの位置が決められます。たとえば「テレビはこの壁面に置かれるだろう」「ベッドはこの位置になるだろう」といった具合です。

ですが、実際に暮らし始めてみると、予定外のチェストを置いたり、子ども部屋に学習机を追加したりと、当初の想定通りにはいかないことがほとんど。結果、使いたい場所にコンセントがなく、延長コードだらけの生活に…。

つまり、家具の配置がうまくいかない理由は、単に「センスの問題」ではなく、実際の生活と想定したコンセント配置のズレにあるケースが多いのです。


家具配置は「後」ではなく「先」に考えるべき

このような失敗を防ぐためにも、新築やリノベーション、あるいは賃貸であっても、間取りを決める段階から「どこに何を置きたいのか」を明確にしておくことが大切です。

具体的には…

  • テレビの位置を決めて、電源とアンテナ差込口の場所を調整する
  • ベッドサイドにスマホ充電や照明の電源が必要なら、近くにコンセントを設置する
  • ワークスペースをつくる予定なら、机の下や足元にコードを隠せるように考える

こういった“暮らしのイメージ”を持った上で家具配置を計画し、それに合わせてコンセントの位置を設計していくことで、後からの不便やストレスを大きく減らすことができます。


最後に:家具が決まらないなら、まず“電源”を見直してみて

家具の配置がどうしてもうまくいかないとき、視点を少し変えて「コンセントの位置」から考えてみるのもひとつの手です。

小さなことのように思えるかもしれませんが、“電源の位置=暮らしの中心”とも言えるほど、私たちの生活に密接な存在です。

新しい住まいを計画中の方、模様替えを検討している方は、ぜひ「家具→コンセント」の順ではなく、「コンセント→家具」の順でレイアウトを考えてみてください。暮らしやすさも、お部屋の見た目も、きっと変わってくるはずです✨

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この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身、日本女子大学住居学科卒業。住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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