間取りが決められない…?その理由と、後悔しないマイホームづくりのコツ | COLLINO(コリーノ)インテリア

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間取りが決められない…?その理由と、後悔しないマイホームづくりのコツ

#リフォーム#広い部屋#戸建て#狭い部屋#間取り

いよいよ夢のマイホーム!
住宅メーカーと契約し、家づくりがスタートするとワクワクしますよね。
ところが、「間取りがなかなか決められない…」と足踏みしてしまう方は、実はとても多いのです。

それもそのはず。
家は人生でもっとも大きな買い物のひとつ。間取りは毎日の暮らしを左右する大切な要素ですから、「絶対に失敗したくない」という思いから、慎重になるのも当然です。

今回は、間取りに悩んでいる方に向けて、「どうして決められないのか?」「どこに気をつければいいのか?」というポイントを、わかりやすくご紹介します。


1. インターネット情報に振り回されすぎない

最近は、SNSやブログ、動画サイトなどで家づくりのアイデアを簡単に見ることができますよね。

  • 「リビングにサンルームをつけて洗濯物がラクになった」
  • 「玄関横のパントリー収納が超便利!」

こうした「便利だった」「これを付けてよかった!」という情報を見ると、自分の家にも取り入れたくなります。

もちろん、他の人の成功体験を参考にするのは良いことです。ただし、その間取りが自分の家にも合うとは限らないという点には注意が必要です。

家の設計には、敷地の形状・周辺道路・方角・建築基準法など、さまざまな制約があります。そのため、理想の間取りが物理的に実現できないケースもありますし、無理に取り入れると他の場所が使いにくくなってしまうこともあります。

インターネットの情報はあくまでも「ヒント」として捉え、自分の家の条件や暮らし方に合っているかを、設計士や専門家と一緒にしっかり確認することが大切です。


2. 家族の希望は「引き算」でまとめよう

「広くて明るいLDKがほしい!」
「バーベキューができる庭がいいな」
「書斎が欲しい!」「家事室があったら便利かも…」

家族それぞれが夢をふくらませ、希望もどんどん増えていくことでしょう。でも、実際の敷地や予算には限りがあります。すべての要望を叶えるのは、現実的に難しいことも多いのです。

そこでおすすめなのが、「引き算で要望を整理する方法」です。

▷ 家族で希望をまとめる手順:

  1. まずは、家族全員が思いつくままに「家への希望」を紙に書き出す
  2. 同じような要望や、重なった意見は「家族みんなの希望」として残す
  3. 意見が分かれるもの、優先順位が低いものは一度“引き算”してみる
  4. 残った内容を整理して、設計士に伝える

この方法なら、家族の思いが自然と一つにまとまりやすくなりますし、設計士も「どんな暮らしがしたいのか」という方向性をつかみやすくなります。

さらに、「こだわらない部分」「あえて求めないこと」もあわせて伝えると、コストやスペースの無駄を防ぐことができます。


3. 納得できない時は「セカンドオピニオン」もアリ!

設計士と相談して要望も伝えたけれど、なんとなくしっくりこない…。そんなときは、思い切って別の専門家にセカンドオピニオンを求めてみるのも選択肢のひとつです。

最近では、建築の世界でも「間取り相談」「間取り診断」といったサービスを提供する設計事務所や不動産コンサルタントが増えています。複数の視点から意見をもらうことで、新たな発見があったり、目からウロコの間取りに出会えるかもしれません。

セカンドオピニオンのメリット

  • 建築士が変われば、全く違う間取りが提案されることもある
  • 自分たちが気づかなかった視点やアイデアに出会える
  • 主婦(主夫)経験のある建築士に頼めば、子育てや家事など生活に則したアイデアももらえる

デメリットも少しだけ

  • 現在の設計士との関係に、気まずさが生じる場合もある

ただし、間取りは一生に関わる大事な部分。遠慮せず、納得のいく形になるまでしっかり考えることが大切です。


Before & After:間取り相談でここまで変わる!

間取りが決められない…?その理由と、後悔しないマイホームづくりのコツ
Before

たとえば、こちらの図面は間取り相談を受ける前のもの。

間取りが決められない…?その理由と、後悔しないマイホームづくりのコツ
After

建物の広さや耐力壁はそのままに、一般壁や扉の位置を見直して再提案した結果…

家具の配置がしやすくなり、光と風が通る快適な住空間に!
収納が増えて生活動線もスムーズに!

少しの工夫とプロの視点で、間取りは大きく変わるのです。


まとめ:失敗しない間取りづくりのために

マイホームへの夢は人それぞれ。でも、どんな家でも「暮らしやすさ」が一番大切です。

  • 情報に振り回されすぎず、自分たちの暮らしに合った選択を
  • 家族の希望はしっかり整理して、優先順位をつける
  • 必要なら、プロのセカンドオピニオンも検討してみる

この3つのポイントをおさえることで、後悔のないマイホームづくりがグッと近づきます。
一緒に、理想の住まいをカタチにしていきましょう。

住まいづくりのお手伝いをしています

新築やリフォーム・リノベーションなど間取りが確定している方に対して壁紙や床材、建具やサッシ、キッチンや洗面台、照明などのセレクトをいたします。家具の選定と合わせて行えば、住まいのトータルコーディネートが叶います。

1棟(130㎡)¥110,000~(税込み) おしゃれな壁紙を選んでほしい 建具や床材で迷っている 機能性や耐久性も重視してほしい

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身、日本女子大学住居学科卒業。住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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