統一感のあるインテリアを叶える秘訣 ~内装と家具の色選び編~
インテリアの印象は「色」で決まる!
前回は「統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~」で、素材による印象の作り方について解説しましたが、今回はさらに「色」に注目して、空間をスッキリおしゃれにまとめる方法をご紹介します。色の選び方次第で、お部屋全体の印象が劇的に変わります。その失敗しない「配色の方程式」を用いたインテリアの作り方を一級建築士/模様替えアドバイザーが解説します。
ポイント:配色の方程式で統一感を作る
突然ですが、フォーマルな場に行くときの服装を想像してみてください。多くの方が、落ち着いた色のジャケットに白いシャツを合わせ、アクセサリーやネクタイでポイントをつけるスタイルを選びますよね。実はこれ、「配色の方程式」を使ったコーディネートなんです。
インテリアでも、この**配色の方程式「ベースカラー6:メインカラー3:アクセントカラー1」**を取り入れることで、落ち着きがあり統一感のある空間を作り出せます。以下のように部屋に色を割り当ててみましょう:
- ベースカラー(6割):壁、床、大きな家具に使う主となる色
- メインカラー(3割):カーテン、ラグ、小さい家具などに使う色
- アクセントカラー(1割):クッション、絵画、雑貨など差し色として使う色
この「6:3:1」のバランスを意識するだけで、空間がスッキリまとまり、居心地の良いインテリアを実現できます。
実例:3つの配色スタイル
では実際に、配色の方程式による部屋づくりの実例を見てみましょう。
1. 白ベースにピンクとグリーンで優しい空間
サンプル画像:壁と床に白をベースカラーとして採用し、ペールピンクをメインカラー、ペールグリーンをアクセントカラーにした部屋です。やさしく柔らかい印象を演出する配色で、女性らしい空間やリラックスしたい部屋にぴったりです。
2. 白ベース&メインにグリーンとブラウンをプラス
サンプル画像:ベースカラーとメインカラーをニュートラルカラーの白で統一し、植物のグリーンやブラウンなどアースカラーをアクセントカラーに取り入れたスタイルです。ナチュラルで穏やかな雰囲気が特徴で、どんなインテリアにも馴染みやすい配色です。
3. 白×グレーにブラックとアースカラーで引き締める
サンプル画像:ベースカラーとメインカラーを白とグレーで揃え、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを取り入れつつ、ブラックをアクセントに加えた部屋です。モダンでスタイリッシュな印象を与える一方、アースカラーが温かみをプラスしています。ブラックは差し色に少しでも入れると、モダンな部屋になります。
色選びで理想の空間をデザインしよう!
今回は「配色の方程式」を活用したインテリアの作り方をご紹介しました。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを意識するだけで、空間に統一感が生まれ、洗練されたインテリアを手軽に実現できます。
少しの工夫で、あなたのお部屋がワンランク上のおしゃれ空間に変わります。ぜひ参考にして、理想のインテリアを楽しんでくださいね!
お部屋づくりのお手伝いをしています
家具・照明・カーテン・ポスターやクッションなどの小物までトータルでコーディネート。ご新築やリフォーム、お引越しや模様替えをご予定の方におススメです。
洋室¥66,000~(家具代別) 丁寧なヒアリングと部屋の採寸 家具発注とご納品 安心のアフターサポート