引越しても片付かない…?家族4人の暮らしを変えた、リビング収納と家具配置の成功事例

引越しは、新しい生活のスタートであり、心機一転できる大きなチャンス。ですが、「家具の配置がうまくいかない」「収納が足りない」「段ボールのまま生活している」——そんな悩みを抱えたまま日々を過ごしている方も少なくありません。
今回は、そんな悩みを抱えていたご家族のリビングを、インテリアコンサルティングを通じて解決した事例をご紹介します。ビフォーアフターの写真も交えて、どのように空間が生まれ変わったのかを具体的にお伝えします。
【ご家族の基本情報】
- ご家族構成:ご夫婦+中学生の長女+小学生の次女の4人家族
- お住まい:3階建て・3LDK(延床約80㎡)
- お悩み:リビングが片付かず、家具の配置が決まらない。収納が足りず、段ボールのまま荷物を置いたまま生活。


Before:引越しから数ヶ月、片付かないリビングに悩む日々
引越しを終えてから半年以上が経過していたというご家族。しかし、リビングにはまだ開けきれていない段ボールがいくつも置かれ、生活感と雑然さが入り混じる状態が続いていました。
「何をどこにしまえばいいのかわからない」
「家具を買いたいけど、サイズが合うか自信がない」
「動線が悪くて、日々の生活がストレスに…」
そんな悩みから、リビングでの家族の時間も減り、各自が自室にこもりがちになっていたそうです。
インテリアコンサルが提案したのは「大容量リビング収納」と「暮らしに沿った家具配置」



このお宅に訪問し、まず着目したのが「収納の圧倒的な不足」と「家具の役割が曖昧になっている」という点。以下のステップで空間づくりを進めました。
1. 家族の動線と生活スタイルをヒアリング
- 朝の支度時の流れ
- 2階リビングでの食事やくつろぎ時間の過ごし方
- 学校用品や日用品の保管場所
- 子どもたちの学習スペースの要否
このヒアリングにより、「家族全員が自然に集まり、物が自然に片付くリビング」が必要であると判断しました。そこで、学用品は子ども部屋に、リビングには大容量のリビング収納、ダイニングには座卓ではなく、間取りにあったサイズのダイニングテーブルを選定し配置するよう計画しました。
2. 大容量の壁面収納を導入


TVボード一体型の壁面収納をメインに配置。これにより、開かずのままだった段ボールの中のものがすべて収納でき、機能的なリビングになりました。その他にも以下のような効果が得られました。
- 雑誌や文具、趣味用品などを効率よく1か所に集約
- 見せる収納と隠す収納をバランスよく設計
- 天井まで使った壁面収納で、床に物が置かれなくなりスッキリ
3. 家具の配置を見直し、動線を確保


座卓をダイニングテーブルに買い替え、また位置を窓側に移動し、階段との間に通路を確保して広く見える部屋の工夫をしました。その他にも以下のような工夫をしました。




- ダイニング、キッチン、リビングを行き来しやすい動線
- リビングで過ごす時間が自然と増える家具の配置
- 白い家具にして、部屋が広く見える工夫
After:自然に片付き、家族の時間が増えるリビングへ
リフォーム・模様替え後、ご家族からはこんな声が届きました。
「片付け場所ができたことで、子どもたちが自分から片付けるようになったんです」
「家族がリビングに集まるようになり、会話が増えました」
「朝の支度もスムーズで、家族全体が穏やかになった気がします」
家具ひとつ、収納ひとつで、生活は大きく変わります。この事例では、新しい家具をたくさん買い足したわけではなく、「必要な機能を見極め、空間の使い方を見直した」ことが成功のポイントでした。
今回のポイントまとめ
- 家族全員の動線・生活スタイルを把握したうえで家具を選ぶ
- 大容量収納で「片付けやすさ」を最優先に
- 家具の配置次第で、リビングの居心地は大きく変わる
- 無理に収納を詰め込まず、「動線と視線の抜け」を意識する
収納と配置に悩んだら、まずは“今の暮らし”を見直してみて
家具や間取りに悩んだ時に大切なのは、「理想のインテリア」ではなく「今の暮らしに合っているかどうか」。自分たちの生活動線や使い方を一度見直すことで、無理なく整った空間づくりが可能になります。
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