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「住まいは建てて終わりではない」家具配置で生まれる快適な暮らし

#インテリアセミナー#住宅セミナー#家具選び#家具配置

家具配置の重要性

家づくりに家具配置の視点を取り入れる重要性

先日、東京の工務店様向けに「家具配置セミナー」を開催させていただきました。この工務店様は「私たち自身も住みたいと思える家づくり」をモットーに、お客様目線での家づくりを追求されています。家の外観や構造だけでなく、内装や家具配置といった住まいの中身にも力を入れ、お客様に提案する姿勢が印象的でした。

こうした取り組みは、家づくりが「建てて終わり」ではなく、家具選びや家具配置などの「部屋づくり」まで含まれるべきだという考えに基づいています。特に住む人のライフスタイルに寄り添った家具配置は、快適な暮らしを実現するために欠かせない要素です。


家具と建築の統合が生む快適な空間

実は、建築の巨匠と呼ばれるミース・ファン・デル・ローエやイームズ、コルビジェといった著名な建築家たちは、建物の設計だけでなく、家具のデザインや配置にまで深く関わっていました。これは、住まいが建物単体ではなく、家具やインテリアを含めた「トータルデザイン」で成り立つことを理解していたからです。

私自身も設計士時代、「良い家を作る」という自負がありましたが、実際に住まいを訪れた際、散らかった室内や不便そうな家具配置を目の当たりにし、設計だけでは理想の暮らしを作れない現実に直面しました。この経験がきっかけで家具選びや家具配置の重要性を再認識し、現在の仕事に至っています。


工務店向け「家具配置セミナー」の内容

今回の「家具配置セミナー」では、家具配置を通じて住まいの価値を高める方法を工務店様向けにお伝えしました。セミナーの主な内容は以下の通りです。

1. 家具配置の基本

家具配置を考える際に押さえるべき動線やスペースの使い方、視覚的なバランスについて解説しました。

2. 家具選びの基本

家具を選ぶ際のサイズ感、素材、色合いなど、間取りやライフスタイルに合わせた選び方をお伝えしました。

3. 家具・インテリアの実践テクニック

具体的な家具の配置例や、空間をより魅力的に見せるコツを紹介しました。

4. ワークショップ

セミナーの最後にはモデルルームを使い、実際に家具配置を考えるワークショップを実施しました。参加者の皆さんが熱心に取り組み、配置プランを通じて新たな発見を共有しました。


住まいの付加価値を高めるために

今回のセミナーでは、工務店の皆様が「さらにお客様に喜ばれる家づくり」を目指し、家具配置という付加価値に注目されていた姿勢が非常に印象的でした。住まいの快適性は、間取りや構造だけでなく、家具の配置によっても大きく変わります。家を建てる側として、こうした視点を持つことは、お客様の満足度を大きく向上させるでしょう。


当事務所の取り組みとご相談について

私たちの事務所では、これまでにマンション、LDK、リビング学習スペース、子ども部屋など、さまざまな事例に対応してきました。それぞれの家族構成やライフスタイルに合わせた家具配置プランを提案し、多くのお客様から喜びの声をいただいています。

工務店様だけでなく、個人の方のご相談も承っております。「もっと快適に」「もっとおしゃれに」を叶えるための家具配置について、ぜひ一度ご相談ください。


まとめ

住まいは「建てて終わり」ではありません。家具選びや家具配置を含めて初めて、暮らしやすさや快適さが実現します。家の中のインテリアや家具に目を向けることで、住まい全体の価値が高まり、家族が自然と集まる温かい空間を作ることができます。

家づくりを検討中の方や、さらにお客様に喜ばれる家づくりを目指す工務店様には、家具配置を重要な視点として取り入れていただければ幸いです。一緒に、より良い住まいを目指していきましょう!

住宅セミナー、インテリアセミナーを開催しております。

セミナー内容のオーダーメイドも承っております。

60分¥155,000~(税込み) オリジナルコンテンツの作成 オンライン、対面、ワークショップなどさまざまな形式に対応 セミナー時間は60分から自由に設定

まずはお気軽にご相談ください。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。確認検査機関では、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行うCOLLINO一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点でつくる独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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