狭い家でも広く見える!動線と収納で叶えるリノベーションの成功術

BLOG & WORKS

収納力×動線で暮らしが変わる!後悔しないリフォーム・リノベーションの新常識

#インテリアコーディネート#リノベーション#リフォーム#一級建築士#動線#収納計画#家具選び#東京#空間分け

収納力×動線で暮らしが変わる!後悔しないリフォーム・リノベーションの新常識

「収納が足りない」「家事がしづらい」「せっかくリノベしたのに不便が残っている」――そんな声をよく耳にします。
リフォームやリノベーションで最も大切なのは、デザインや素材の選定ではなく 「収納」「動線」「空間分け」です。これらをおろそかにすると、見た目はきれいでも「使いにくい家」に逆戻りしてしまいます。
本記事では、一級建築士として5000棟以上の住宅に関わってきた経験から、収納と動線を意識したリフォーム・リノベーションの成功法をお伝えします。


なぜ「収納・動線・空間分け」が大事なのか?

収納不足は暮らしのストレスに直結

収納が足りないとモノがあふれ、常に片づけに追われます。特にファミリー世帯では、子どもの成長とともに荷物が増え、収納不足が慢性的なストレスになります。リフォームの段階で「どこに・何を・どのくらい」収納するかを設計に組み込むことが重要です。

動線の悪さは時間のロスを生む

「洗濯機と物干しが遠い」「キッチンとダイニングの往復が多い」など、生活動線が悪いと毎日の家事効率が低下します。動線は図面の段階でシミュレーションし、家事・生活の流れに合わせて最適化する必要があります。

空間分けが「狭さ」を解決する

東京のように狭小住宅やマンションが多いエリアでは、空間をどう分けるかが鍵。壁で仕切らず家具や収納でゾーニングする、引き戸で空間を柔軟に使うといった工夫で、狭さを感じさせない暮らしが可能です。


失敗しがちなリフォームの例

  1. 見た目優先で収納が足りない
     雑誌の写真を参考にするなど、見た目を優先して収納計画を後回しにすると、完成後すぐにモノであふれる家になります。
  2. 家具を置いてから動線に気づく
     間取りは良くても、家具のサイズや配置を考えていないと、非常に生活しづらくなります。
  3. 部屋を仕切りすぎて使いにくい
     個室を作りすぎると、空間が分断されて狭苦しい印象になりがちです。

プロが提案する「合理的リノベーション」の3つのポイント

1. 収納は「見える収納」と「隠す収納」のバランス

出し入れしやすいオープン収納と、生活感を隠すクローズ収納を組み合わせることで、片付けが楽になり、また見た目もすっきりします。オープン収納とクローズ収納は色や割合にこだわる必要があります。

2. 家事動線・生活動線を徹底シミュレーション

キッチン→ダイニング→リビング、洗濯機→干場→収納といった日常の動線を最短にすることで、時間も労力も大幅に削減できます。さらに、家具同士の間隔や部屋内の動線を工夫すれば、ぶつかりやすさや動きづらさがなくなり、日々の暮らしがぐっと快適になります。

3. 家族の成長に合わせた空間分け

子どもの成長や独立、夫婦のライフスタイル変化に対応できるよう、可動収納や間仕切りで柔軟な空間設計を行うのが理想です。また、勉強や在宅勤務など複数の機能が集まるリビングダイニングでは、家具や収納をうまく活用して機能ごとにゾーニングできる間取りにすると快適です。


東京のマンション・狭小住宅でもできる工夫

  • 壁面を使った収納:収納物の奥行きにあわせた棚や造作収納で、リビングやダイニングのほか廊下やデッドスペースも有効活用。
  • 仕切りすぎない空間設計:家具や間仕切り収納で緩やかにゾーニング。
  • 省スペース家具:機能を兼用したテーブルや収納付き家具を採用して狭さを解消。

プロに頼むメリット

  1. 生活動線を図面段階で検証できる
     素人では想定できない暮らし方を、プロはシミュレーションして提案します。
  2. ライフステージに合わせた提案
     「子育て期」「受験期」「独立後」と変化する暮らしに対応、先を見据えた設計が可能です。
  3. 家具・照明までトータルで改善
     空間全体の統一感を出すために、家具や照明も含めたトータルデザインを行います。

まとめ|後悔しないリフォームは「収納と動線」が決め手

リフォームやリノベーションの失敗は、多くの場合「収納不足」「動線の不便さ」から生まれます。見た目を変えるだけでなく、生活の質を向上させる設計を行うことが、後悔しない住まいづくりの鍵です。

自己流では見落としがちな視点も、プロに依頼すれば「長く快適に暮らせる家」が実現できます。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 一般社団法人日本模様替え協会 All rights Reserved.