【エアコン設置の盲点】火災報知器と1.5m以上離す理由とは?室外機・室内機のベストな配置ガイド | COLLINO(コリーノ)インテリア

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【エアコン設置の盲点】火災報知器と1.5m以上離す理由とは?室外機・室内機のベストな配置ガイド

#エアコン設置場所#安全な住まいづくり#室外機の設置場所#火災報知器との距離#省エネ冷房

エアコンは今や、快適な暮らしに欠かせない住宅設備のひとつ。
しかしその設置場所を間違えると、火災報知器の誤作動や電気代の無駄遣いにつながることをご存知ですか?

この記事では、エアコンを安全かつ効率的に設置するためのポイントをわかりやすくご紹介します。


【1】火災報知器・ガス警報器から「1.5m以上」離すのが原則!

火災報知器はエアコンから1.5m以上離して設置
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火災報知器は、火災発生時に煙や熱を感知して警報を鳴らす重要な装置。
しかし、エアコンの風が直接当たると感知能力が鈍り、火災時に正しく作動しない恐れがあります。

消防法の安全基準:

  • エアコンの吹き出し口と火災報知器・ガス漏れ警報器は最低でも1.5m以上離す

対策方法:

  • 設置時に報知器との距離を確認
  • 既存の報知器が近すぎる場合は、報知器を移設(電池式の簡易設置型がホームセンターで購入可能)

【2】エアコンは「部屋の長手方向」に風を送る配置が正解!

効率良く冷暖房するには、風が部屋全体に行き渡るような設置が必須
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効率良く冷暖房するには、風が部屋全体に行き渡るような設置が必須です。

おすすめ配置:

  • 長方形の部屋:短辺の壁にエアコンを取り付け、長手方向に風を送る
  • スイング機能を使って上下に風を動かすと、空気の循環がさらに向上

【3】室外機は「風通しが良く日陰の場所」に設置!

エアコンの効率を左右するもう一つの重要ポイントが、室外機の設置場所です。

NGな設置例:

  • 直射日光が当たる場所
  • 狭い壁の間などで排気熱がこもる場所

ベストな設置環境:

  • 日陰の風通しの良い場所
  • 日陰がない場合はすだれ・よしずで日よけをつける
  • 室外機の前後に障害物を置かず、排気がスムーズに流れるように配置

まとめ|エアコン設置は「安全性」と「効率性」がカギ!

  • 火災報知器・ガス警報器とは1.5m以上離す
  • 風の流れを考慮して部屋の長手方向へ設置
  • 室外機は日陰・風通しの良い場所に配置

設置のひと工夫で、電気代の節約にもなり、事故のリスクも減らせます。
暑い夏を快適に乗り切るためにも、エアコンの正しい設置場所を今すぐ見直してみましょう!

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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