@Living掲載~狭い部屋を広く片付けやすくするには?
新生活のスタートに!快適な部屋づくりのコツを解説
引っ越しや模様替えなど、部屋の変化が増える新生活の季節。気分も新たに快適な部屋を作りたいものですが、「どうレイアウトすればいいのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するためには、家具のレイアウトが重要なポイントとなります。部屋を広く見せたり、片付けやすくしたりするためには、適切なレイアウトの工夫が必要です。今回は、そんな快適な部屋づくりに役立つ「空間分け」「動線」「収納」という3つの基本ポイントをご紹介します。
部屋が散らかりやすい理由は「なんとなく置き」
部屋のレイアウトを「なんとなく」で決めていませんか?くつろぎにくかったり、掃除がしづらいと感じる原因は、家具の配置が理由かもしれません。一級建築士で模様替えアドバイザーである筆者が、快適な部屋を作るための3つのポイントと具体的な手順を解説します。
快適な部屋づくりの4つのステップ
- 部屋の機能を洗い出す
部屋で行いたい活動をリストアップ(例えば、勉強する・仕事する・食事をする・TVを見る・団らんする・読書するなど)し、必要な空間を明確にする。 - 機能ごとに空間を分ける
機能を洗い出したら、機能ごとに空間分け!間取りに既にあるクローゼットの近くに衣類収納を置いたり、テレビの位置のそばにソファなど、ざっくりゾーニング。空間が分かれることでモノが混じりにくく、散らかりにくい部屋になります。
- 動きやすい動線を確保
人が通るスペースを確保しながら、家具を配置することが大切です。家具が動線を妨げないように配置し、歩きやすさを優先します。
- 専用収納を設ける
空間分けした各空間ごとに専用の収納を設け、整理整頓しやすい環境を作ります。
家具選び・家具配置のNG例と改善策
- 家具が部屋サイズに合っていない
→ モデルルームなどの広い空間で家具を購入すると、自宅に置いたとき大きすぎたという失敗が起こりやすい。失敗を防ぐには家具を購入前に新聞紙や模造紙などを切り抜き、置きたい場所に置いてサイズ感を確認。 - 空気の流れを意識していない
→ ペットのトイレやゲージなどにおいの元は、換気扇などによる風上に置かないことが大切。逆にアロマなどは風上に置くとよいにおいが広がりやすい。 - 大きな家具を部屋の中央に置いている
→ ソファやテーブルは壁際に配置し、視線の抜け感を出すことが大切。
部屋を広く見せるコツ
- 視線の集まるフォーカルポイントを部屋の隅に設置すると、奥行きが出て部屋に広がりが出る。
- 後退色(青・紫など)を活用して奥行きを演出。
まとめ
快適な部屋づくりのポイントは、用途に応じた空間分けと動線・収納の工夫にあります。家具の購入時には安易に選ばず、サイズ感やライフスタイルへの適応性を重視しましょう。動線や空気の流れを意識するだけで、部屋の印象は大きく変わります。ぜひ、新生活のスタートを機にレイアウトを見直してみてください!詳しくは以下の記事をご参照ください。