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Panasonic掲載~電子レンジの置き場の正解

#ワークトライアングル#家事動線#家具選び#電子レンジ

電子レンジの最適な置き場所と安全に使うためのポイント

電子レンジは現代のキッチンに欠かせない家電製品ですが、その置き場所によって料理の効率やキッチンの安全性が大きく変わります。ただ空いているスペースに置くだけではなく、使いやすさや安全性を考慮して配置することが重要です。

そこで、キッチンの使い勝手と安全性を向上させるために、「電子レンジの最適な置き場所」についてご紹介します。延べ5,000件以上の住戸に携わってきた経験と知識を活かし、専門家の視点からポイントを解説します。この記事を読むことで、あなたのキッチンがより快適で機能的な空間になるはずです。ぜひ最後までお読みください。

電子レンジを置く際の基本的な考え方

  1. 作業動線を考慮する電子レンジは調理中に頻繁に使用するため、調理台やコンロの近くに配置すると便利です。冷蔵庫から食材を取り出し、調理し、電子レンジで加熱し、盛り付けるという一連の流れがスムーズになります。
  2. 適切な高さに配置する電子レンジの設置高さは腰から胸の間が理想的です。高すぎると熱い料理を取り出す際に危険が伴い、低すぎると腰への負担が増えます。特に子供や高齢者がいる家庭では、安全性を重視した高さを選びましょう。
  3. 安全性を確保する電子レンジの周囲には放熱スペースが必要です。壁や他の家具から数センチの隙間を確保し、放熱を妨げないようにします。また、電源コードが邪魔にならないようコンセントの位置も考慮しましょう。

おすすめの置き場所

  1. 電子レンジ専用ラックの利用専用のラックやワゴンを使用すると、適切な高さとスペースを確保できます。ラックの下部を収納スペースとして活用できるタイプもあり、キッチンの整理整頓に役立ちます。
  2. ビルトインタイプの導入キッチンリフォームや新築の場合、ビルトインタイプの電子レンジを検討するのも一案です。キッチン全体のデザインが統一され、スペースの有効活用につながります。
  3. カウンター上の配置カウンター上に置く場合は、調理スペースを圧迫しない位置を選びます。頻繁に通る場所や作業エリアを避け、動線を妨げない配置が望ましいです。

注意すべきポイント

  1. 放熱スペースの確保電子レンジは使用中に熱を発するため、周囲に放熱スペースを設けることが不可欠です。特に背面や側面は放熱口がある場合が多いので、壁や家具との間に十分な隙間を空けましょう。
  2. 水回りから離す電子レンジをシンクや水道から遠ざけることで、水濡れによる故障や感電のリスクを減らせます。水しぶきがかからない場所に設置することが重要です。
  3. 子供の手の届かない場所に置く小さなお子様がいる家庭では、電子レンジを子供の手の届かない高さや位置に設置することで、誤操作や火傷を防ぐことができます。チャイルドロック機能付きの製品を選ぶのも効果的です。

まとめ

電子レンジの置き場所は、料理のしやすさやキッチンの安全性に直結します。作業動線を考慮し、適切な高さと安全性を確保した配置を心がけることで、料理の効率が向上し事故のリスクも減少します。放熱スペースの確保や水回りからの距離、子供の安全にも注意を払い、最適な電子レンジの置き場所を見つけましょう。詳しくは監修しました以下の記事も参考にしてください。

リンク:電子レンジの置き場はどこが正解?おすすめの置き場所と注意点を解説!

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。その後、確認検査機関にて、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。その後、機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行う一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインしたデスク兼用ダイニングテーブルは2024年キッズデザイン賞を受賞。

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