統一感を生み出すインテリアの秘訣 ~内装と家具の素材選び~
インテリアでセンスを高めるために
「お部屋のインテリアは好きだけど、どうしてもセンスがないと言われる…」「自信を持って友人に自慢できない」と感じたことはありませんか? 実はそう感じる方は少なくありません。
服装を選ぶ際、ショップ店員さんに相談してコーディネートを整えることがありますよね。同じように、インテリアもプロの意見を取り入れることで見違えるほど素敵な空間になります。そこで今回は、失敗しない「統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の素材選び」を一級建築士/模様替えアドバイザーが詳しく解説します。
ポイント:素材を意識して統一感をつくる
インテリアで失敗しないためには、天井や壁、床材などの内装と、家具(ベッド、ダイニングテーブル、ソファなど)の**「素材テイスト」を揃える**ことが重要です。なぜなら、素材テイストは部屋全体のイメージを大きく左右するからです。
例えば図のように、モノの素材ごとに、人に与える印象が異なります。
- 温かい・やさしい印象
木、籐(ラタン)、塗り壁、レンガなど - 冷たい・クールな印象
大理石、革、ガラス、金属など
よくある失敗例
この素材をそろえないとチグハグな印象の部屋になりがちです。例えば、優しく温かい印象の塗り壁やレンガを使った部屋に、冷たくクールなガラスや大理石の家具を配置すると、統一感を欠き、空間がまとまりのない印象になります。
このように、内装と家具の素材テイストを揃えることが基本です。ただし、遊び心を持たせたい場合は、素材テイストを完全に揃えるのではなく、例えばテイストを「8:2」に分けて混ぜることで、おしゃれでまとまりのある空間を作れます。
実例:3つのインテリアスタイル
1. 温かくやさしいテイスト
サンプル画像:木材、麻、塗り壁を使用した部屋
木や麻、塗り壁などを用いたやさしい印象の部屋です。自然素材を多用することで、穏やかで温かい雰囲気を演出しています。家族や恋人とリラックスする空間に最適です。
2. 冷たい・クールなテイスト
サンプル画像:大理石、革、ガラスを使用した部屋
プラスチックやガラス、大理石、革などを使ったインテリアは、クールで洗練された印象を与えます。都会的な雰囲気を好む方や、モダンな空間に仕上げたい場合におすすめです。
3. ミックススタイル
サンプル画像:レンガ壁とスチール家具を組み合わせた部屋
ミックススタイルは、温かい素材と冷たい素材をバランス良く配置することで、個性的でおしゃれな空間を作れます。例えば、レンガの壁や木の床、布のソファといった温かい素材をベースに、スチールのドアやチェアをアクセントに加えることで、引き締まった印象に。ミックスの組み合わせ方は5:5など半分半分にするのではなく、8:2など、どちらかのテイストに寄せて、アクセントにもう一つのテイストを入れるイメージで。
素材選びでおしゃれな空間を手に入れよう
今回は、「内装と家具の素材を意識する」ことで統一感を生むインテリアの作り方をご紹介しました。空間全体の印象を大きく左右する素材選びに注意すれば、センスの良い部屋作りが誰にでも可能です。ぜひ今回のポイントを参考に、お部屋の模様替えや家具選びを楽しんでくださいね。
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