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家づくりで失敗しない!内装材の「色決め」コツとポイント

#おしゃれ#インテリアデザイン#カラースキーム

内装材の色によるイメージの違い

色決めとは?家づくりで重要なトータルコーディネート

家を建てる際、多くの人が頭を悩ませるのが「色決め(カラースキーム)」です。
外装材であるサイディングやタイル、内装材であるフローリング、扉、壁紙、サッシ(窓枠)など、家全体をトータルコーディネートする必要があり、一つひとつ丁寧に選ぶ作業は非常に骨が折れます。

選択肢の多さや組み合わせの難しさに圧倒され、「何を選べばいいのか分からない」とノイローゼ気味になってしまう人も少なくありません。しかし、色決めは家の印象を左右する重要な作業です。
ここでは、失敗を防ぐための具体的なコツを3つに絞ってお伝えします。

色決めを成功させる3つのポイント

ポイント1. サッシは「シルバー」または「ステンカラー」で無難に

サッシ(窓枠)は外壁との調和が重要です。ブラックやホワイトのサッシはおしゃれに見える一方で、外壁の色と組み合わせがじつは難しく、選択を間違えるとちぐはぐな印象になりかねません。
そのため、初心者には「シルバー」や「ステンカラー」が無難でおすすめです。これらの色は外壁デザインと自然に調和しやすく、失敗するリスクを軽減できます。

ポイント2. 壁紙は「白系」を基本に統一する

室内の壁紙は、部屋ごとに小さな柄の違う種類の白系を選ぶ方が多いのですが、実際の仕上がりでは柄などの小さな違いはほとんど目立ちません。小さなサンプルを見て柄や色味の違いにこだわるのは理解できますが、施工後の広い面積では「よく見れば違うかな?」程度の差にしかならないことが多いです。むしろ、白系の壁紙を2種類程度に統一することで、コストを抑えつつ統一感のある空間を作ることができます。また、統一感を重視することで、部屋全体のデザイン性が向上するとともに、施工ミスのリスクも減らせるので一石二鳥です。

ポイント3. 扉は「メイン」と「サブ」で色を使い分ける

家全体の扉を同じ色で統一するのも一つの手ですが、よりデザイン性を高めたい場合には「メインの扉」と「サブの扉」で色を使い分ける方法がおすすめです。

たとえば、リビングや寝室、洋室といった主要な空間の扉(メインの扉)には、木目調やデザイン性の高い扉を選びます。一方、トイレや納戸、ウォークインクローゼット(WIC)などの扉(サブの扉)は、周りの壁紙の色に合わせてシンプルな白系のフラッシュドアを採用します。
このように色やデザインを使い分けることで、空間全体にメリハリが生まれ、洗練された印象を与えることができます。

色決めを成功させるための心構え

家づくりにおける色決めは、多くの時間と労力を要する一方で、家全体の印象を決定づける重要なステップです。だからこそ、必要以上に悩まず、今回ご紹介したような「定番の選び方」や「無難な選択肢」を活用して、効率的に決めることが大切です。

もしデザインが決まらず迷われる場合は、プロに相談するのも解決方法の1つです。プロによるトータルデザインが手に入るほか、大きなストレスが減ります。

まとめ: 色決めで理想の住まいをデザインしよう

色決めは家づくりにおいて欠かせない重要なプロセスですが、ポイントを押さえればスムーズに進めることができます。

今回紹介した3つのコツを参考に、外装と内装のバランスを考えながら、トータルコーディネートを楽しんでください。無理をせず、自分たちに合ったデザインを選ぶことで、後悔のない理想の住まいが実現できるはずです。

住まいの色決めプランを作成しています。

新築やリフォーム・リノベーションなど間取りが確定している方に対して壁紙や床材、建具やサッシ、キッチンや洗面台、照明などのセレクトをいたします。家具の選定と合わせて行えば、住まいのトータルコーディネートが叶います。

1棟¥110,000~(税込み) おしゃれな壁紙を選んでほしい 建具や床材で迷っている 機能性や耐久性も重視してほしい

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身、日本女子大学住居学科卒業。住宅の設計・審査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の住まいを見てきたプロ。 “住まいの健康診断” をする検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整えるアドバイザーの柔らかい視点 をあわせ持つ、住まいの「ドクター&スタイリスト」。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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