片づかない家に共通する「ある間取り」、あなたの家は大丈夫? | COLLINO(コリーノ)インテリア

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片づかない家に共通する「ある間取り」、あなたの家は大丈夫?

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「マイホームを建てたけど…なんでこんなに散らかるの⁉」

「憧れのタワーマンションを購入したけれど、片付かない・・・」

そんな悩み、ありませんか?

実は、“片づかない家”には共通するワケがあるんです。
それはズバリ…収納のことを後回しにしてしていること!


家具が置けない家、実は多いんです

例えばこの間取り👇


窓が多く一見オシャレで開放感バツグン。

でも、赤線の場所には、窓や襖があり、家具が置けないのです。

また、黄色線の場所には、壁があるので、家具が置けそうですが

家具を置いてしまうと青矢印で示したキッチンからの動線や廊下からリビングに入る動線が妨げられてしまいます。そのため、この場所にも家具を置かないほうが良いですね。

こうして考えていくと、収納家具を置くことができるのは、緑線でしめした壁面だけということになります。このことをよく理解したうえで、収納家具はもちろん、ソファやダイニングなどの家具選びや家具配置をすることが、片付く部屋にするためには大切になるのです。


「収納あるけど、足りない」パターンにも注意!

ほかにも、収納はあるのに困るケースがあります。それは、収納の“質”の問題です。

例えばこちらの洋室のクローゼットですが、幅は160㎝以上と問題ありません。しかし奥行きが内寸で55㎝ほどしかなく、学用品などは収納できますが、洋服は斜めにしないと収納できません。

そこで、洋服が無理なく掛けられるよう奥行きを70㎝程度にすれば、洋服がたくさん収納できます。

つぎに、こちらのクローゼットですが、奥行きは70㎝以上と問題ありません。しかし幅が120㎝ほどしかなく、思ったほど収納ができません。

そこで、収納量をふやすため、ドアの位置をずらして幅を160㎝程度にすれば、学用品はもちろん、洋服もたくさん収納できます。

また、廊下ですが、収納がまったくありません。廊下は掃除用具や季節の布団などをまとめて収納するには適した場所ですので、ぜひとも収納をつくりたい場所です。

そこで、先ほど大きくした洋室クローゼットのわきを廊下側から使える収納にします。

このように、同じ間取りでも簡単に質の良い収納を増やすことができます。


収納は「家の裏主役」!

広いリビングも、オシャレな間取りも大事だけど、
“収納迷子”にならないためのプランニングこそ、本当の成功ポイント!

「あとでなんとかなるでしょ」は、実は一番の落とし穴なので、気を付けてくださいね。

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この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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