収納家具の選び方がわからない――「部屋の広さ」と「動き」から考える、失敗しない収納の選び方
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家具店やネットショップを見ると、収納家具は無限にあります。
扉付き、引き出し型、オープン棚、壁面収納、ユニット収納……。
「どれを選べばいいのかわからない」
そう感じたことがある人は、決して少なくありません。
結果、多くの人は
✔ 見た目が良さそう
✔ 安かった
✔ なんとなく便利そう
という理由で選び、あとから後悔します。
収納家具選びで失敗する最大の原因は、
“置いた姿”で選んでしまい、“使っている動き”を想像していないことです。
収納は家具ではなく、「行動の装置」です。
■ 収納は「モノ」ではなく「動作」で考える
収納を使うとき、私たちは必ず動きます。
- 扉を開ける
- 引き出す
- 体をよける
- しゃがむ
- 向きを変える
この“動作スペース”が、部屋の広さを静かに奪っていきます。
特に狭い部屋では、収納の選び方ひとつで、
暮らしやすさが天国にも地獄にもなります。
■ 狭い部屋で避けたい収納①|開き戸タイプ
一見スッキリ見える開き戸収納ですが、狭い部屋では要注意です。
扉を開くためには、扉の幅分の空間が必要になります。
人の通り道とぶつかれば、毎回体をよけることになります。
- 廊下が塞がる
- 家族とぶつかる
- 開けっぱなしになる
- 出し入れが面倒になる
「収納はあるのに、使われなくなる」という本末転倒が起こります。
■ 狭い部屋で避けたい収納②|大きく引き出す引き出し収納
引き出し収納も、実は“空間消費型”です。
引き出しは、収納本体の奥行きに加えて、
引き出すための可動スペースが必要になります。
通路を塞ぎ、動線を遮り、家族のストレスになります。
とくに奥行きの長い引き出しは「使わなくなる収納」になっていきます。
収納容量だけでなく、動作量まで含めて考えることが重要です。
■ 狭い部屋に相性がいいのは「オープン収納」
利便性を重視するなら、オープン収納は非常に優秀です。
- 開閉動作がない
- ワンアクションで出し入れできる
- 動線を邪魔しにくい
狭い空間ほど、このメリットは大きくなります。
ただし、弱点もあります。
それは「雑多感が出やすい」こと。
■ オープン収納の“雑多感”は半分隠せば消える
オープン収納は、すべてが見えるため情報量が多くなり、
脳が「散らかっている」と感じやすくなります。
おすすめなのは、布カーテンやロールスクリーンで
収納全体の“半分だけ隠す”方法です。
- 完全に隠さなくていい
- 生活感だけカットできる
- 出し入れの手間は増えない
- 見た目は一気に整う
「見えすぎない設計」が、快適さを大きく左右します。
■ 奥行き設計が、収納の使いやすさを決める
収納家具で最も失敗しやすいのが「奥行き」です。
実は、多くの家庭で奥行きは“浅すぎ”ます。
目安は以下です。
- 漫画・単行本:奥行き20~25cm
- 教材・本・書類・A4ファイルなどの紙類:奥行き30cm
- おもちゃ・日用品ストック:40cm~45cm
浅すぎる収納を買うと、
「箱で管理したかったものやおもちゃなど、収納したかったものが収納できない」
という事態になり、収納家具だけが部屋に増えていくことになります
収納物に合わせた「ちょうどいいサイズが最強」なのです。
■ 収納家具選びで失敗しない3つのチェック
収納を選ぶ前に、次の3つを必ず確認してください。
① 扉や引き出しを開いたとき、人が通れるか?
② 収納したいモノの奥行きに合っているか?
③ 見える情報量をコントロールできるか?
この3点だけで、失敗確率は劇的に下がります。
■ 収納は「家具選び」ではなく「暮らし設計」
収納は、センスではありません。
根性でもありません。
暮らしの動きとサイズを設計するだけで、
片づけは驚くほど楽になります。
収納家具を買う前に、
「この収納、私の動きに合っている?」
と一度立ち止まってみてください。
それだけで、部屋は変わり始めます。
今回の記事を参考に、ぜひ素敵な収納生活にトライしてみてください。
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