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おしゃれな空間は作れる!ダサくて散らかった部屋を快適に変える4つのステップ

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ダサい部屋をおしゃれにするアイデア

快適で美しい部屋は誰もが理想とする空間ですが、現実は常に伴わないことが多いものです。ただし、少しの計画と努力で、誰でもダサくて散らかった部屋を理想的な空間に変えることができます。本記事では、4つの具体的なステップを通じて、そのプロセスを一級建築士が解説します。さあ、あなたの理想の空間作りを始めましょう。

ステップ1:現状の把握と目標設定

部屋の整理整頓を成功させるための第一歩は、部屋の現状を把握し、目標とするインテリアイメージを明確に設定することです。このステップをしっかりと踏んでおくことで、無駄な労力を省き、効果的に部屋の模様替えを進めることができます。ここでは、部屋の現状を正確に評価し、理想の部屋を具体的にイメージする手法について詳しく解説します。

部屋の現状を評価する

まずは、現在の部屋がどのような状況にあるかを客観的に評価することが重要です。これには、部屋の全体的な雰囲気や、物の配置、収納の状態などを観察することが含まれます。一つずつの家具や収納スペースの使い方を点検し、何が不便で整理が必要かをリストアップしましょう。この評価をする際には、自分自身の生活パターンや、よく使うもの、あまり使われていないものなどを考慮に入れることが大切です。また、部屋をどう使いたいか?「ご飯を食べる」「仕事をする」など、具体的な機能を洗い出して機能ごとに空間分けをしましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。さらに、必要に応じて写真を撮っておくと、変化を視覚的に確認できるため、改善ポイントの特定に役立ちます。

理想の部屋をイメージする

次に、理想的な部屋のイメージを具体化しましょう。このプロセスは、動機づけを強化し、目指すべき方向を示すために重要です。最初に、どんなスタイルや雰囲気が好きかを考え、それに合ったデザインやインテリアの雑誌、インターネットの画像を参考にしてみると良いでしょう。また、色やテーマ、使いたい家具や小物などをまとめ、ビジョンボードを作成するのも効果的です。このような視覚的なガイドラインを持つことで、目標達成のための具体的な計画を立てやすくなります。

ステップ2:散らかった部屋を片付ける

散乱した部屋を片付けることは、一見すると面倒に思えるかもしれません。しかし、片付けは単なる物理的な行動にとどまらず、精神的なリフレッシュと生活の質を向上させる手段でもあります。このステップでは、特に断捨離と整理整頓の基本、そして効率的な収納方法について焦点を当てて解説します。

断捨離と整理整頓の基本

断捨離とは、不要なものを手放し、必要なものだけを残すことで生活を簡素化する方法です。まずは部屋を見渡し、しばらく使用していないものや心の中で負担となっているアイテムをリストアップします。それらを積極的に処分することで、生活空間だけでなく心のスペースさえも開放することができます。整理整頓の基本としては、物をカテゴリーごとにまとめ、使用頻度によって収納場所を工夫することが挙げられます。ラベルを貼ったり、透明なケースを使用したりすることで、いつどこに何があるのかが一目で分かるように工夫しましょう。また、物の定位置を決めておくことで、使った後にすぐに元に戻す習慣を身につけることができます。

簡単にできる効率的な収納方法

収納を考える際には、縦の空間を有効活用することが重要です。棚やフックを利用して、特に上部空間を活かした収納を心がけましょう。部屋のスペースが限られている場合でも、ソファ下やダイニングテーブル、キッチンカウンター下や柱などのデッドスペースの空間を活用することで、効率的に物を格納することができます。また、仕切り板や鉢代わりの小物ケースを使用することで、引き出しや棚の小さなスペースも無駄なく活用可能です。さらに、よく使うものを手の届きやすい位置に配置するなど、収納の配置を工夫することにより、日々の生活動線をスムーズにすることができます。また、収納家具を選ぶ際には、おしゃれさと機能性のバランスを考慮することで、居住空間がより快適で美しくなります。これらの方法を取り入れることで、片付けが単なる作業ではなく、楽しみへと変わります。

ステップ3:デザインとインテリアの見直し

部屋をより魅力的で快適にするためには、デザインとインテリアの見直しが欠かせません。ここでは、カラースキーム(色合わせ)の選び方、家具とデコレーションの配置技術、そして低予算でおしゃれに見せるコツをご紹介します。

カラースキームの選び方

カラースキームは、部屋の印象を大きく左右します。まずは、部屋の使用目的を考え、その目的に合った色を選びましょう。例えば、リラックスしたい寝室には、落ち着いたブルーやグリーンが適しています。一方で、活力を重視するリビングルームなら、オレンジやイエローといった暖色系が効果を発揮します。また、部屋の広さを強調するために、明るい色を基調にすることで空間を広く見せることができます。異なる色の組み合わせによりアクセントをつけるのも忘れずに。色が調和することで、全体としての統一感が生まれ、より洗練されたおしゃれな空間になります。

家具とデコレーションの配置技術

家具配置の技術は、部屋の使いやすさと美しさを高める重要な要素です。まずは動線を考慮し、生活の利便性を損なわない配置を心がけましょう。例えば、ソファとテレビの間は少し距離をとりつつ、視界を遮らないように配置することで快適な視聴環境を実現します。また、デコレーションは部屋に個性を与える役割を果たします。壁にはアートや写真を飾り、季節によって異なるデコレーションを楽しむのも一つの方法です。家具の素材やデザインも調和させ、全体の統一感を維持することが洗練されたインテリアを作るコツです。

低予算で部屋をおしゃれにするコツ

おしゃれな部屋を作るのに高額なインテリアは不要です。例えば、ポスターで壁を飾る場合は、フレームに入れると高級感がアップします。また、クッションで色や素材に変化をつけ、ソファに置くと部屋が一気に華やかに。さらに、観葉植物を加えて自然の癒しをプラスするとおしゃれさが増します。手入れが苦手ならフェイクグリーンでもOK。その他にも、照明を間接照明に変えたり、電球の色を変えると雰囲気が一気に変わります。小物やフレグランスキャンドルもアクセントとして効果的。これらを配置する際は「高さ」「色」「余白」を意識し、統一感を持たせるとまとまりのある空間になります。

ステップ4:片づいたおしゃれな部屋を維持するために

素敵な部屋を手に入れたら、その状態を長く維持したいものです。ただし、片付けを一度済ませただけでは、時間とともに元の状態に戻ってしまうことも少なくありません。そこで、片づいたおしゃれな部屋を維持するためのポイントをいくつかご紹介します。

散らからない習慣を身につける

まずは、散らからない習慣を身につけることが重要です。この習慣とは、毎日の生活の中で無理なく取り入れられる小さな行動の積み重ねで成り立っています。例えば、使った物をすぐに元の場所に戻すことや、1つ購入したら1つ手放すルールを設けるなどです。さらに、帰宅したら約5分間、部屋を見渡して物の位置を整える時間を作ることも効果的です。これにより、日々のわずかな時間を使って、部屋全体が乱れる前に整頓することができます。

モチベーションを維持するための工夫

次に、片付けや整理整頓のモチベーションを維持するためには、視覚的な満足感を取り入れることが有効です。具体的には、季節ごとに小さなデコレーションを加えたり、室内に飾る植物を入れ替えたりすることが挙げられます。こうした小さな変化を取り入れることで、日常生活に新鮮な感動をもたらし、インテリアを常に楽しむことができます。また、自然光を活かしたインテリアやアロマオイルの使用も、リラックス効果を持ちモチベーションを維持するのに一役買います。

さらに、努力の結果を逐一記録する習慣を持つのもおすすめです。月に1度、どれだけ綺麗な部屋を保てたかを写真で記録し、過去と今を見比べることで、小さな達成感を得ることができます。また、友人を定期的に招待することで「人が来るから綺麗にしておかないと」という動機付けになります。家族がいる場合は、役割を分担し、互いに協力して維持する仕組みを作ることも忘れないようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、効率的に部屋を美しく保つためのステップを4つに分けて詳しく解説しました。

まず、部屋の現状を評価し、理想の部屋をイメージすることで、目指すゴールを明確にしましょう。また、断捨離と整理整頓の基本を学び、不要なアイテムを減らし、効率的な収納方法を活用することで、快適な空間を実現します。その他、部屋のデザインとインテリアを見直すことも重要です。そして、低予算で部屋をおしゃれにするノウハウを活用し、経済的にも負担を軽減しましょう。

最後に、片づいたおしゃれな部屋を維持するために、散らからない習慣を身につけ、モチベーションを維持する工夫を取り入れることで、定期的にリセットしなくても済む持続可能な環境を整えましょう。これにより、ストレスの少ない生活が実現します。

時間のない人はプロに依頼するのがベスト

しかし、日々の忙しさから部屋の片付けやインテリアの改善が難しいという方も多いでしょう。その場合、プロに依頼するのも一つの選択肢です。プロの模様替えサービスを利用することで、効率的に専門的なアドバイスや実施を受けることができます。こちらで紹介したステップを実行する時間がない方や、仕事や育児で時間が限られている、一度にきれいにしたいという方にとっては、プロの知識と経験を活用することが最適な方法と言えるでしょう。

最後に、このまとめをもとに日常生活に少しでも取り入れられるヒントを活用し、快適でおしゃれな空間づくりに挑戦してみてください。

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この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。確認検査機関では、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行うCOLLINO一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点でつくる独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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