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大きなリフォームは不要でした――一人暮らしの部屋は「家具配置」だけでここまで変わる

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2月19日放送の『空っぽハウス』では、
「大きな工事をしなくても、家具配置と家具選びで住まいは生まれ変わる」
というテーマをお伝えしています。

これはファミリー向けだけの話ではありません。
むしろ私は、一人暮らしの住まいほど効果が大きいと感じています。


おひとりさまの家が“なんとなく疲れる”本当の理由

  • 物は多くないのに落ち着かない
  • 在宅ワーク後、そのまま寝落ち
  • 休日も家にいると気が休まらない
  • いい家具なのにくつろげない

多くの方はここで
「収納を増やさなきゃ」「リフォームかな」と考えます。
でも原因の9割は、収納不足ではなく家具の置き方にあります。


リフォームなしで変わる3つのポイント

『空っぽハウス』でもまず行うのは、リフォーム工事の検討ではありません。
次の3つの見直しからスタートします。

① 部屋の機能の見直し――「この部屋で、何をするのか」

一人暮らしの家で最も多いのは、
リビング・寝室・仕事・趣味が“ごちゃ混ぜ”の状態です。

  • くつろぐ場所で仕事
  • 眠る場所に書類
  • 食卓が物置

まずは

「この場所は、本当は何をする空間か」

を決め直すこと。
ここが定まるだけで、家は半分整います。


② 動線の整理――暮らしを“線”でつなぐ

帰宅 → 着替え → 洗濯 → 入浴 → 就寝
がジグザグだと、人は毎日疲れます。

家具を数十センチ動かすだけで、

  • 準備が立ったまま完結
  • 探し物がなくなる
  • 寝る前のイライラが消える

といった変化が起きます。
動線は、間取りより強い設計要素なのです。


③ 収納家具のサイズ・タイプ・配置の見直し

「収納が足りない」のではなく、

  • 使う場所のそばにない
  • 収納したいものが収納できない
  • 扉の向きが動きと逆

といった位置のミスマッチがほとんど。
家具を生活に合わせ直すだけで、同じ量でも使い勝手は激変します。


なぜ一人暮らしほど効果が大きいのか

おひとりさまの家は、

  • すべてが一人分
  • ルールが自然発生しにくい
  • 機能が混ざりやすい

だからこそ、
家具配置=その人の生活そのものになります。

配置を変えることは、暮らし方をデザインし直すことなのです。


番組を見て「うちも同じ」と感じた方へ

『空っぽハウス』では、
壊さない・増やさない
という考え方で住まいを整えています。

一人暮らしなら、さらにシンプルに変えられます。
まずは30秒セルフ診断で、ご自宅について確認してみてください

(1つでも当てはまれば配置の見直しサイン)

□ カバンの定位置がわからない
□ ソファから仕事道具が見える
□ 服選びが2か所以上に分かれる
□ ダイニングに物がたまりやすい
□ 在宅後も頭がOFFにならない

3つ以上→ 配置の見直しで激変タイプ
5つ以上→ プロ設計で別の家レベルに

番組で紹介された考え方を、
あなたの一人暮らしサイズに落とし込みます。
リフォーム前に、まず家具配置の見直しから。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/一級建築基準適合判定資格者
東京都出身。日本女子大学在学中に英国へ留学し、インテリアデザインを学ぶ。その後、ゼネコンおよび確認検査機関にて、住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、5,000件以上の実務に携わる。空間デザイン賞(丹青社)・キッズデザイン賞受賞。

また、自身の子育てにおいて、医師およびゲームプランナーの道に進んだ子どもを育てる中で、住環境が思考力や実現力に大きく影響することを実感。

現在は「子どもが伸びる住まい」「家族関係が整う空間設計」をテーマに、
家具配置・動線・収納計画から住まい全体を見直す提案を行っている。

著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)。

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