【欠陥住宅を防ぐ方法】一級建築士が教える!注文住宅で絶対に失敗しない3つのチェックポイント | COLLINO(コリーノ)インテリア

BLOG & INFO

【欠陥住宅を防ぐ方法】一級建築士が教える!注文住宅で絶対に失敗しない3つのチェックポイント

#チェックリスト#トラブル防止#信頼できるハウスメーカー#営業#失敗しないポイント#家づくり#工務店#建売住宅#欠陥住宅#注文住宅#現場監督#見分け方#見極め方#防ぐ方法

「金利が安いうちにマイホームを…」と考えている方も多い今。
その一方で、「欠陥住宅だったらどうしよう」と不安に感じて、家づくりをためらっていませんか?

実は、欠陥住宅を防ぐには、ポイントさえ押さえれば意外と簡単なのです。

この記事では、一級建築士/確認検査員として数多くの現場を見てきた筆者が、欠陥住宅を防ぐための具体的な3つの対策をわかりやすく解説します。


■【基礎知識】欠陥住宅とは? 実は今もなくなっていない現実

欠陥住宅とは、以下のような住宅を指します。

  • 建築基準法や関係法規に適合していない
  • 設計図通りに施工されていない
  • 安全性や快適性に欠け、通常の生活に支障が出る

2009年にスタートした「住宅かし担保履行法」により、住宅には第三者による検査が義務化されました。
しかし、欠陥住宅は今もなくなっていません。

たとえば、

  • トイレが流れにくい
  • 水回りの水圧が弱い
  • 断熱材が不十分で結露が発生
    など、“住んでから不具合がわかる”ケースも少なくありません。

実際に、公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」には、年々多くの相談が寄せられています。


■【欠陥住宅を防ぐ方法】信頼できる家づくりの3つのポイント

✅ ポイント1:知識と提案力のある「営業担当」を選ぶ

注文住宅や建売住宅を購入する際、最初に出会うのが営業マンです。
この営業担当が、家づくりの成功を左右するといっても過言ではありません。

経験豊富な営業担当であれば、

  • 顧客の希望を的確にヒアリング
  • 設計士や現場監督、職人との橋渡し
  • 実力あるスタッフをプロジェクトにアサイン
    など、全体を俯瞰して動ける力を持っています。

営業マン選びは、“家づくりの出発点”です。


✅ ポイント2:現場を仕切る「有能な現場監督」に担当してもらう

現場監督は、工事の進行管理・職人の手配・材料の確認など、家づくりの中核を担う存在。
ベテランで経験豊富な監督でなければ、現場が乱れて施工ミスの原因にもなりかねません。

信頼できる現場監督であれば、

  • 工程管理がスムーズ
  • 職人との関係も良好
  • 図面通りにきっちり施工/アクシデントの対抗もスムーズ
    と、“現場の品質”を左右する重要なキーパーソンです。

✅ ポイント3:技術力のある「職人」が施工するか確認を

どれだけ優れた設計でも、実際に手を動かす職人の技術次第で、仕上がりは大きく変わります。

実力のある職人は、

  • 現場が整っており整理整頓されている
  • 作業効率が高く、仕上がりも丁寧
  • ミスや手戻りが少ない

最近は、職人の高齢化や人手不足により、経験の浅い作業員が増えている現場も。
だからこそ、信頼できる職人を選んでもらう体制がある会社かどうかが、欠陥住宅を防ぐ決め手になります。


■【現場に通うことも大切】信頼関係は“顔の見える関係”から

チェックリストだけでは完璧とはいえません。
家づくり中に現場に何度か足を運び、職人や監督と挨拶を交わすだけでも意識が変わるものです。

現場がピリッと引き締まり、手抜きやミスのリスクも軽減されます。
「自分の家は自分でも見守る」という姿勢も、欠陥住宅を遠ざける大きな要素、しかし、クレーマーにはならないようにしてください。


■【まとめ】欠陥住宅を防ぐには、人とチームを見ることがカギ

欠陥住宅のリスクを減らすには、実は“建物自体”よりも「どんな人が関わるか」が重要です。

  • 信頼できる営業担当
  • 経験豊富な現場監督
  • 技術力のある職人

この3者がそろっていれば、大きなトラブルは避けられます。
これからマイホームを建てる方は、ぜひこの記事のポイントを参考に、安心できる家づくりをスタートしてください。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 一般社団法人日本模様替え協会 All rights Reserved.