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家族の居場所がない!在宅ワーク時代の家族関係

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新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが普及し、多くの家庭で生活スタイルが大きく変化しました。一見すると、家族と過ごす時間が増えることで絆が深まるように思えますが、実際には「家族の居場所がない」と感じる人も増えています。在宅ワーク時代における家族関係の課題と、その解決策について考えてみましょう。

プライベート空間の喪失

在宅ワークにより、自宅が仕事場と化すことで、家族それぞれのプライベート空間が減少します。リビングやダイニングが仕事スペースとなり、家族が自由に過ごせる場所が限られてしまいます。子どもたちもオンライン授業や宿題で自室にこもることが多くなり、家族全員が家にいるのに、交流が減ってしまう paradoxical (逆説的)な状況が生まれます。

生活リズムのズレ

家族それぞれの生活リズムが異なる場合、在宅ワークでそのズレが顕著になります。早起きして仕事を始めたい人と、夜型の生活を送る人が同居すると、生活音や光が気になり、睡眠の質が低下します。こ

解決策:家族全員でのコミュニケーションが不可欠

これらの問題を解決するためには、以下のポイントについて知っておきましょう。

  1. 空間の有効活用
    家の中で仕事スペース、学習スペース、リラックススペースを明確に区分けします。限られた空間でも、パーテーションや家具の配置を工夫することで、プライベート空間を確保できます。
  2. 時間割の作成
    家族全員で生活リズムを共有し、時間割を作成します。お互いのスケジュールを把握することで、無用な干渉を避け、効率的に時間を使えます。
  3. 家事・育児の分担
    家事や育児の役割分担を明確にし、公平になるよう努めます。子どもたちにもできる範囲で家事を手伝ってもらい、家族全員で協力する姿勢を育てます。
  4. コミュニケーションの質を高める
    定期的に家族会議を開き、お互いの状況や気持ちを共有します。感謝の気持ちや労いの言葉を積極的に伝えることで、家族の絆を深めます。
  5. ストレス解消法の共有
    運動や趣味など、各自がストレスを解消できる方法を見つけ、共有します。家族で一緒に楽しめる活動を取り入れるのも効果的です。

まとめ

在宅ワーク時代の家族関係は、多くの家庭で新たな挑戦となっています。しかし、お互いを思いやり、協力し合うことで、これらの課題を乗り越えることができます。家族の居場所を再確認し、心地よい家庭環境を築くために、今こそコミュニケーションとルール作りを大切にしましょう。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身、日本女子大学住居学科卒業。住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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