片付けてもすぐに散らかる…家具のサイズはひと回り小さく、がいい理由。

結婚や出産を機に、家の中のモノが増え、気づけばリビングが散らかり放題…。
「片付けてもすぐにリバウンドする」と感じている方は、収納の仕方だけでなく「動線」に問題がある可能性があります。
リビングが片付かない原因には、以下の3つの力が関係しています。
✅ 「収納する力(収納力)」 – 収納家具を上手に活用する力
✅ 「空間を考える力(空間力)」 – 家具の配置やデッドスペースを有効活用する力
✅ 「部屋の動線を考える力(動線力)」 – スムーズに移動・片付けしやすくする力
これまで「収納力」と「空間力」についてお話しましたが、今回は**「動線力」を強化し、リビング崩壊を防ぐ方法**を詳しく解説します!
✅ 「動線力」とは?
動線力とは、部屋の中で人が移動するライン(動線)を意識し、スムーズに動ける家具配置を考える力のことです。


例えば、間取り図では「リビング6畳」「ダイニング5畳」と表記されていますが、実際に家具を置くことができるスペースは、人が動く動線を差し引いた面積(リビング4.5畳、ダイニング3畳)になります。
❌ NG例:動線を無視した家具配置

上の図のように家具を動線を考えずに配置すると…
- 通路が狭くなり、リビングやダイニングから庭や階段へ移動しにくくなる
- 片付け動作がスムーズにできず、リビングが散らかりやすくなる
- 窮屈な印象になり、部屋が狭く感じる
など、動きにくく狭い部屋になります。
✅ 正しい家具配置のポイント

そこで動線を確保しつつ、スッキリしたリビングをつくるために家具配置を変更してみましょう!
- ダイニングテーブルを一回り小さくする(例:幅180cm → 160cm)
- リビング中央に空間を作ることで、開放感がアップ
- スムーズに移動できるため、片付けのストレスが軽減
このように、動線を確保しながら家具を配置すると、動きやすく、片付けやすい空間になります!
✅ 動線を活かした収納配置で片付けをラクに!
動線を意識すると、ただ移動しやすくなるだけでなく、片付けやすい環境も作ることができます。

例えば、上図のようなレイアウトを意識することで、スムーズに片付けができるようになります。
📌 収納を動線に沿って配置する
- 動線を確保しながら、キッチンカウンター下に収納家具をレイアウト
- 収納家具を動線の延長に設置することで、片付け動作がシンプルに
- リビングから庭へ出る動線を確保しつつ、使いやすい収納スペースを確保
この工夫により、**「動線を意識した家具配置=片付けしやすい部屋」**を実現できます!
✅ 空気の流れ(換気動線)も考慮しよう!
「動線」とは、人の移動だけでなく、空気の流れ(換気経路)も含まれます。
家の中では、汚れた空気(料理の水蒸気・二酸化炭素・ウイルスなど)を排出し、新鮮な空気を取り入れるための動線(換気経路)が設計されています。
❌ NG例:換気を妨げるとどうなる?
- 冷暖房効率を上げるために給気口を閉じると、空気が汚れてしまう
- 二酸化炭素の増加により、集中力が低下し、片付けのモチベーションもダウン
- 湿気がこもり、カビや結露の原因になる
✅ 換気を意識した「動線力」の強化方法

📌 換気をしっかり確保し、リビング崩壊を防ぐ!
- 給気口を開け、換気扇を定期的に回す
- 窓を開けて、新鮮な空気を部屋に取り込む
- 換気の良い環境を作ることで、スッキリ快適なリビングを維持
「片付ける気が起きない…」と感じる時は、まず換気をして空気を入れ替えることも効果的です!
✅ まとめ:「動線力」を強化してスッキリしたリビングを手に入れよう!
リビング崩壊を防ぐためには、家具の配置や収納の工夫だけでなく、動線を意識することが大切です!
📌 今日からできる3つのポイント
✔ 家具を配置する際は、動線を考えてスムーズに移動できるレイアウトにする!
✔ 動線を活かした収納配置を心がけ、片付けやすい環境を作る!
✔ 空気の流れ(換気動線)を意識した家具配置にして、常に新鮮な空気を取り入れる!
💡「狭い部屋でもスッキリ暮らしたい!」という方は、動線を意識した家具配置をぜひ実践してみてください!
今回ご紹介した内容は、『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社)でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!✨
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