プレジデントオンライン掲載~2LDK 子ども3人
狭い住まいでもできる!子ども部屋づくりの工夫とアイデア
2LDKでも子ども3人に個室を用意する方法
都市部で暮らす夫婦にとって、住まいの悩みで多いのが「子ども部屋問題」です。特に2LDKのような狭い間取りでは、家族が増えるたびに部屋の使い方に悩むもの。しかし、工夫次第で2LDKでも子ども3人に個室を用意することが可能です。そのポイントは結婚当初の夫婦二人暮らしから、家族5人暮らし、そして子どもが独立した後まで対応できる部屋割りプランを考えることです。
広い間取りへの引っ越しは高コスト
子どもが成長すると、勉強や思春期に適した個室を用意したいと考える家庭も多いでしょう。しかし、広い間取りへの引っ越しは、初期費用が高額になることが大きな壁となります。例えば、家賃20万円の物件に引っ越す場合、敷金・礼金・仲介手数料などで約83万円、さらに引っ越し費用15万円を合わせると約98万円の出費になります。このような高額な費用は、教育費がかさむ子育て世代にとって大きな負担となります。
引っ越しを選ばない理由
金銭面以外にも、引っ越しをしない理由はさまざまです。
- 将来的なマイホーム購入を計画中
- 親世帯との同居が前提
- 独身時代に購入した物件に住み続けたい
これらの理由から、現在の住まいで工夫を重ねながら暮らし続ける選択をする家庭も多く見られます。
部屋割りとは?
部屋割りとは、「どの部屋を誰のために使うか」「どのように使うか」を決めることを指します。例えば、部屋全体を仕切って複数のスペースを作る、家具で間仕切りをするなどの工夫をすることで、限られた空間を最大限に活用できます。
子どもの成長に合わせた部屋割りプラン
新婚夫婦から家族5人へ:ライフステージ別部屋割りの例
- 新婚夫婦(2人暮らし)
2LDKの一部屋を寝室、もう一部屋をリビングとして活用。広々とした空間を楽しむ時期。
- 子どもが幼児期の場合
子ども用のスペースを設けるため、リビングの一部にプレイスペースを確保。
- 子どもが3人リビング学習期
一部屋を子どもたちの共同寝室に変更。必要であればカーテンをもうけプライバシーを保つ工夫を。
- 子どもが3人性別ごとに子ども部屋をつくる場合
2LDKの一部屋を姉妹の共同部屋、リビングの一角も仕切りを使って長男の個室化。家具や2段ベッドを活用し、限られた空間を効率的に利用。
- 子どもが3人それぞれに子ども部屋をつくる場合
思春期に入るなど子どもそれぞれに個室化をする場合。狭くてもプライバシーの確保が大切
- 子どもが独立後
再び夫婦2人の暮らしに戻るタイミングでは、空いた部屋を趣味の部屋やゲストルームにリノベーション。
狭い住まいでの子ども部屋づくりのポイント
- 空間の有効活用
ロフトベッドや収納付きベッドを取り入れ、上下の空間を有効活用。 - 家具で仕切る
可動式の間仕切りや収納家具を活用して部屋を分割。必要に応じてレイアウトを変更可能にする。 - プライバシーの確保
カーテンやパーテーションを使い、個々のスペースに区切りを設けることで、子どもたちに落ち着ける環境を提供。 - ライフステージに応じた柔軟な変更
家族構成や子どもの成長に合わせて、部屋の使い方を見直し、柔軟に変更していくことが大切。
まとめ
狭い住まいでも「部屋割り」を工夫することで、引っ越しをせずに子ども部屋を確保することができます。特に2LDKのような間取りでは、家具や間仕切りを上手に活用し、ライフステージに応じた柔軟な対応がポイントです。引っ越しの高額な費用を抑え、今の住まいを工夫して住み続けることで、快適な家族生活を実現しましょう。子どもの成長や家族構成の変化に寄り添った部屋づくりを目指してみてください。詳しくは以下の記事で解説しております。