子ども部屋を2人でどう使う?5畳~9畳和室・洋室、広さとタイプ別の使い方実例

BLOG & WORKS

インテリアコーディネート ブログ 子ども部屋

子ども部屋を2人でどう使う?4.5畳・5畳~9畳和室・洋室間取り別の使い方実例

#2LDK#2人で使う子ども部屋#3LDK#家具選び#家具配置

子ども部屋を2人でどう使う?4.5畳・5畳~9畳和室・洋室間取り別の使い方実例

子どもの数だけ子ども部屋を用意できない・・・という悩み


子ども部屋は子どもの数だけ用意できれば良いですよね。しかし家の大きさや金銭的な問題もあり、すべての家庭で子どもの数だけ子ども部屋を用意できるとは限りません。引越しや買い替えなどができればよいのですが、住居費を抑えて教育費に回したいという気持ちもありますよね。

そんなときは動線を整理し、上手にお部屋を整えれば子ども部屋が1つでも兄弟姉妹で仲良く使える方法があります。

今回は子供部屋を2人で使う場合についてのポイントや実例などをご紹介します。

1つの子ども部屋を共同で使う!メリットとデメリット

子ども部屋の数が足りない場合は、必然的に子ども部屋は共同部屋になります。その場合のメリットデメリットを見てみましょう。

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリット

子ども部屋を共同で使うメリットとしては

  • 1つのお部屋を一緒に使うことで、協調性が育つ
  • 1つのお部屋を自分たちで工夫して使うことで、思考能力が養われる
  • 建物の規模が小さくなるので、購入価格が下がる

などがあります。

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリット

子ども部屋を共同で使うデメリットとしては

  • 子ども一人一人のプライバシーがない
  • 異性の場合は、思春期以降は間仕切るなどの配慮が必要
  • 空間の切り分けが明確でないため、家具の配置によっては動線が難しくなる
  • ふたりの家具を置くため、部屋が狭くなる

などがあります。

お部屋の使い方実例

では、どのように配置すれば、デメリットをより少なく共同部屋でも快適になるのか?実例を見ながら考えてみましょう。


4.5畳洋室の場合

4.5畳の子ども部屋に2人分のベッドと学習机を配置した実例。限られた空間を有効活用し、小学生兄弟でも快適に過ごせる工夫。
collino-interior

こちらは4.5畳洋室の家具レイアウトです。2人で使う場合はかなり狭い子ども部屋になりますが、幅100㎝×奥行200㎝の2段ベッドはギリギリ置けます。学習デスクは幅100㎝×奥行50㎝と一般的な学習デスクを置くことができます。学用品や本棚はベッドサイドで廊下に向けて設置して動線を共有してスペースを稼ぎます。

配置ポイントは、

  • 押入れと扉への動線をふさがないようにデスクやベッドを配置する
  • 収納家具は廊下に向けて設置して廊下から出し入れする
  • 本棚と学用品収納を一緒にして家具の数を減らす

などです。

4.5畳の洋室を兄弟2人で使う子ども部屋レイアウト。布団敷きで、狭さを感じさせない工夫がポイント。
collino-interior

さらに部屋を広く使いたい場合は、敷布団にするのも方法の一つです。
上図のようにベッドから敷布団にしただけで、布団を敷いていないときは部屋を広く使えます。学用品収納もデスク横に置けて便利ですね。


5畳洋室の場合

5畳の洋室を兄弟の子ども部屋にした実例。
collino-interior

こちらは5畳洋室の家具レイアウトです。5畳と決して広くはない子ども部屋ですが、幅100㎝×奥行200㎝の2段ベッドもラクラク置けます。学習デスクは幅120㎝×奥行60㎝と大人まで使えるサイズで配置しています。

配置ポイントは、

  • 窓に沿って横並びに置く
  • デスクの上置きなどは使わない
  • 学用品収納を別に設置する

などです。図のようにデスクを横並びにすることで、動線がシンプルになります。

5畳洋室の子ども部屋に2人で使える学習机を配置
collino-interior

さらに部屋を広く使いたい場合は、敷布団にするのも方法の一つです。
上図のようにベッドから敷布団にしただけで、布団を敷いていないときは部屋を広く使えます。学用品収納も増やせますね。

5畳の洋室を2段ベッドで2つにわけた実例
collino-interior

狭い部屋を2人の子どもで使う場合、デスクの幅を小さくすることで配置のバリエーションは増えます。

例えば学習デスクを幅120㎝から100㎝にした場合は、上の図のような配置も可能です。2段ベッドを部屋の中心に置くことで、空間を分ける間仕切りとしても活用できます。2段ベッドは圧迫感が出るため高さが140㎝以下のものを選びましょう。分割できるものだと、ライフステージの変化に合わせてシングルベッドにもなるのでおススメです。また、天井の照明はダクトレールなどで2つに分けましょう。個室性を高めたい場合は、ベッド用のカーテン蚊帳の使用がおススメです。

5畳の子ども部屋、布団敷きで広く使う
collino-interior

2段ベッドが抵抗がある場合は、布団敷きも検討しましょう。動線が広く動きやすい部屋になります。

5畳の子ども部屋に2段ベッドを導入し、空いたスペースに収納と机を配置した兄弟部屋のレイアウト例。
collino-interior
5畳の子ども部屋、布団敷きで広く使う
collino-interior

5畳の子ども部屋に2段ベッドを導入し、空いたスペースに収納と机を配置した兄弟部屋のレイアウト例。
collino-interior
5畳の子ども部屋に布団敷きで空いたスペースに収納と机を配置した兄弟部屋のレイアウト例。
collino-interior

5畳の子ども部屋に2段ベッドを導入し、空いたスペースに収納と机を配置した兄弟部屋のレイアウト例。
collino-interior

その他にも上の図は学習デスクを幅100㎝にしたレイアウト例です。ベッドの場合と布団の場合などいろいろなレイアウトが考えられます。

6畳和室の場合

6畳の洋室に2段ベッドを配置した子ども部屋実例。収納棚を壁際にまとめ、学習机も置ける効率的なレイアウト。
collino-interior

こちらは6畳和室の家具レイアウトです。リビングに隣接する和室を子ども部屋としてお使いになるご家庭は大変多いですが、子ども二人で使う場合はその間取りから動線が増えるため家具レイアウトが難しくなります。こちらはリビングから見た和室のようすです。

6畳の洋室に2段ベッドを配置した子ども部屋実例。収納棚を壁際にまとめ、学習机も置ける効率的なレイアウト。
collino-interior

配置ポイントは、

  • 2段ベッドはその大きさから壁に配置し、壁と同じ白色にして圧迫感を抑える
  • 収納を押し入れ近くに設置する

などです。

6畳の洋室に2段ベッドを配置した子ども部屋実例。収納棚を壁際にまとめ、学習机も置ける効率的なレイアウト。
collino-interior

上図のように2段ベッドの高さに合わせハンガーワゴンを設置したので、リビングからは目立ちにくくなっています。また対面する押入れと一緒に収納ゾーンを形成しています。

7畳洋室の場合

7畳の子ども部屋に2段ベッドと収納を配置。空間を有効活用しながら2人で快適に暮らせるレイアウト例
collino-interior

こちらは7畳洋室の家具レイアウトです。壁の面と窓がある面が明確に分かれているため、家具配置のしやすい間取りです。ちなみに部屋全体に壁が少なく窓が多いと、家具配置は大変難しくなります。

7畳の子ども部屋に2段ベッドと収納を配置。空間を有効活用しながら2人で快適に暮らせるレイアウト例
collino-interior

配置ポイントは、

  • 収納/就寝/学習の3つの空間を分ける

ことです。

また2段ベッドは、ライフステージの変化に対応できるように、2つに分割できるものを選びます。

7畳の子ども部屋に2段ベッドと収納を配置。空間を有効活用しながら2人で快適に暮らせるレイアウト例
collino-interior

また収納ですが、お子さまが小さいうちは上図のようにクロゼットの扉を簡易的に外して使うことで、「扉を開ける⇔扉を閉める」動作が省略できるため、子どもでも片づけのしやすい部屋になります。

9畳洋室の場合

9畳の洋室を姉妹で共有し、ベッドを離して配置した子ども部屋レイアウト。お互いのプライベートを保ちながら広々と使える実例。
collino-interior

こちらは9畳洋室の家具レイアウトです。扉は1つでも9畳もあれば間仕切りが可能な広さになります。また2段ベッドではなく、シングルベッドもそれぞれに置けます。

配置ポイントは、

  • 扉を中心に空間を分け、家具配置する
  • 間仕切りとして使用できる家具(背面も化粧仕上げの家具)を購入する

などです。

9畳の姉妹部屋に学習机を2台並べ、互いに視線が合わないよう配置した勉強スペース。中学受験にも対応できる落ち着いた学習環境を実現。
collino-interior

こちらは1部屋を2人で使っている状態です。お子様が小さいうちは、協調性や忍耐力を育てるためあえて間仕切らないご家庭が増えています。

9畳の姉妹部屋に学習机を2台並べ、互いに視線が合わないよう配置した勉強スペース。中学受験にも対応できる落ち着いた学習環境を実現。
collino-interior

子どもが思春期になると、パーソナルな空間(パーソナルスペース)が必要になるため、間仕切りが必要になる場合があります。こちらは、学用品収納を間仕切りとして配置して、さらにカーテンを取り付けた様子です。カーテンにより、簡易的ですが部屋を間仕切ることができます。カーテンや曲がるカーテンレールはホームセンターなどで手軽に購入できます。取り付けもビスなどで簡単に設置できます。

9畳の姉妹部屋に学習机を2台並べ、互いに視線が合わないよう配置した勉強スペース。中学受験にも対応できる落ち着いた学習環境を実現。
collino-interior
9畳の洋室を姉妹で共有し、ベッドを離して配置した子ども部屋レイアウト。お互いのプライベートを保ちながら広々と使える実例。
collino-interior

こちらの図のように、部屋に入ってすぐに左右に動線が分かれそれぞれの空間に入ることができます。

まとめ-子ども部屋を2人で使うポイントは2つ

子ども部屋を2人で使うポイントは、

  • 空間(収納/学習/就寝)を分けること
  • 2段ベッドを使う場合は分割可能で目立たない色を選ぶこと
  • 思春期や子どもの性格によりカーテンなどで間仕切りすること

が重要です。

この記事でご紹介したように、

・空間を分ける(収納・学習・就寝)
・動線をふさがない
・家具の数を減らす

これらを意識することで、
限られた広さでも、十分に機能する子ども部屋はつくることができます。

わが家の子どもたちも2人で1部屋を上手に使っていました。
時間をずらして勉強したり、部活で早起きした時は、一緒にお弁当を作ったり
部屋だけではなく時間管理も上手になったのではと感じております。

この記事の考え方を、
ご自宅でも再現できるようにまとめたのが書籍です。

・家の許容量の考え方
・収納の割り振り方
・家具配置の具体ルール

を、図解とともに解説しています。



「配置を考える時間がない」
「失敗せずに一度で整えたい」
という場合は、プロの視点を取り入れることで、
空間は一気に変わります。

模様替えサービスでは、

・部屋全体のバランスを見た家具配置
・子ども2人でも使いやすい動線設計
・成長に合わせて変えられる収納計画

を整え、
“今も将来も使いやすい子ども部屋”をつくります。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/一級建築基準適合判定資格者
東京都出身。日本女子大学在学中に英国へ留学し、インテリアデザインを学ぶ。その後、ゼネコンおよび確認検査機関にて、住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、5,000件以上の実務に携わる。空間デザイン賞(丹青社)・キッズデザイン賞受賞。

また、自身の子育てにおいて、医師およびゲームプランナーの道に進んだ子どもを育てる中で、住環境が思考力や実現力に大きく影響することを実感。

現在は「子どもが伸びる住まい」「家族関係が整う空間設計」をテーマに、
家具配置・動線・収納計画から住まい全体を見直す提案を行っている。

著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)。

コメントは受け付けていません。

関連記事

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 一般社団法人日本模様替え協会 All rights Reserved.