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10畳リビングに収納を増やしたい~間仕切り収納の活用法と家具レイアウト

#おしゃれ#収納#壁が少ない間取り#家具配置

10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア

リビングダイニングに収納が少ないと悩む方は大変多いです。また壁が少ない間取りの場合は、どこに収納家具を置けばよいかもわからないと思います。そのような場合におすすめなのが間仕切り収納です。間仕切り収納とは、空間を区切りながら収納を増やす便利な方法です。特にマンションのリビングは壁が少なく、家具配置や収納に悩むことが多いため、間仕切り収納を効果的に活用することで機能的かつ快適な空間を実現できます。

そこで「10畳リビングに間仕切り収納を置く家具レイアウト」についてご紹介します。お部屋の使い方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。


10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア-間取りのようす

現代のマンション事情とリビングの課題

最近のマンションは広々としたLDKが特徴的ですが、実際に入居してみると「壁が少なく家具を置きにくい」「収納が少ない」といった悩みが出てきます。
特に家族で過ごす時間が長いリビングでは、ダイニングスペースやリビング学習、くつろぎの空間をうまく分けることが重要です。

そこで役立つのが「間仕切り収納」です。収納を確保しながら、空間を有効に区切ることで快適な生活が実現できます。上の図のような10畳リビングダイニングの間取りを使って具体的に見ていきたいと思います。


10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア-空間分け

効果的な間仕切り収納の配置方法

1. 空間分けの考え方

10畳のリビングでは、以下のように3つの空間に分類すると使いやすくなります:

  • 左側:ドアや通路スペース
  • 中央:食事をするためのダイニングスペース
  • 右側:くつろぎのリビングスペース
10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア-間仕切り家具を置く

この空間をさらに「動」と「静」に分け、その境目に間仕切り収納を配置することで、動きやすく落ち着いたダイニングとリビング空間を作ることができます。

2. 間仕切り収納の配置ポイント

10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア-収納のようす
10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデ収納の工夫

間仕切り収納を置く際は、違う種類の収納を背中合わせに置き両サイドから使用できる家具配置にすることがポイントです。一方の面だけでは不便なため、両側から使えるように家具配置しましょう。また収納の裏側(背中)が見える場合は、化粧仕上げと言って背中まできれいに仕上げている家具を選ぶと見栄えが良くおしゃれです。

10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア

今回は通路側からの使いやすさを考えて、KAREのジェームズという家具を2つ置きました。

3. ダイニングスペースの工夫

10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア

今回のお客様からは、「リビング学習」や「テレワークスペース」が欲しいとのご要望がありました。そのため、学習や仕事用品が取り出しやすいように、ダイニングテーブルのすぐ横に引き出しを配置しました。これにより、勉強や作業の時は文具など必要なものを引き出しからサッと取り出せる効率的な空間になります。

10畳リビングダイニングに収納をつくるアイデア

今回はダイニングテーブル横にIKEAのヘルメルを背中合わせに2つ置きました。


完成したリビングの様子

間仕切り収納を活用することで、10畳のリビングが以下のように生まれ変わります:

  • 家族でゆったり過ごせるリビングスペース
  • お子様が集中してリビング学習できる場所
  • 家族で食事を楽しめるダイニング空間

広々としたLDKの魅力をそのままに、空間を区切ることで理想的な暮らしを実現できます。


まとめ

10畳リビングに間仕切り収納を取り入れることで、限られたスペースでも機能的で快適な空間が実現します。
壁が少ない間取りで家具配置に悩んでいる方は、以下のポイントを意識してみてください:

  1. 空間を分ける
  2. 間仕切り収納を両面使いで活用する
  3. 間仕切り収納の裏側が見える場合は、化粧仕上げの製品を選ぶ

少しの工夫で、家族全員が満足するリビング空間が完成します。ぜひ参考にしてみてください!


当事務所では、マンションのLDK、リビング学習、子ども部屋など、多くの事例を取り扱っています。快適な住まいづくりにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。確認検査機関では、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行うCOLLINO一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点でつくる独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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