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ESSE online掲載~【収納の新常識】ただ増やすだけじゃダメ!スッキリ片づく収納の4つのポイント

#おしゃれ#収納#家具選び#片づけ

「収納スペースを増やせば、部屋が片づく」と思っていませんか?実は、収納はただ増やせばいいわけではありません。大切なのは、収納を“正しく部屋に配置”すること。

そこで、どんな部屋でもスッキリ片づくための収納計画の4つのポイントを詳しく解説します。


おしゃれで片づけやすい収納をつくる4つのポイント

「部屋が散らかる」「収納が足りない」と感じている方は、次にあげる部屋の4つのポイントをチェックしてみましょう。

① 空間ごとに収納スペースを確保する

片づく部屋の家具配置のポイント

「部屋ごと」ではなく、「空間ごと」に収納を配置すると、使いやすく整理しやすい環境になります。例えば…

  • リビングのくつろぎ空間 → ゲーム機やDVDを収納
  • ダイニングの作業スペース → 文房具や書類を収納

このように収納場所を明確に分けることで、物が混ざりにくくなり、スッキリ片づきます。

② 動線上に収納を配置する

片づく部屋の家具配置のポイント

収納は「動線」に沿って配置するのがベスト!
例えば…

  • 玄関近くにコートや靴の収納
  • キッチン横に食品ストックを収納

こうすることで、片づける動作がスムーズになり、自然と整理整頓しやすくなります。

③ 収納率を意識する

片づく部屋の家具配置のポイント

「収納が足りない」と感じる場合、まずは収納率を計算してみましょう。
理想の収納率は…

  • 戸建て住宅 → 12~15%
  • マンション → 8%以上
    収納率が低い場合は、家具や収納スペースを追加するなどの工夫が必要です。

④ 隠す収納と見せる収納のバランスを調整する

片づく部屋の家具配置のポイント

収納には「隠す収納」と「見せる収納」があります。

  • 隠す収納(クローゼット・扉付き収納) → すっきり見えるが、出し入れが手間
  • 見せる収納(オープン棚・カゴ収納) → 出し入れが簡単だが、雑然と見えやすい
    理想のバランスは80%を隠す収納、20%を見せる収納。これで、スッキリした部屋をキープできます!

収納を工夫すれば、狭い部屋でもスッキリ暮らせる!

収納は、ただ増やせばいいわけではなく、「どこに」「どのように」配置するかが重要です。
この4つのポイントを押さえれば、狭い部屋でもスッキリ片づく理想の収納が実現できます。
ぜひ、今の収納を見直して、より快適な暮らしを手に入れましょう!ることができます。

もっと詳しく読みたい方は、こちらもご覧ください。

ESSE online(扶桑社)

確実に片づく住まいにしたい!間取りで注意すべき収納ポイントを一級建築士が解説

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/確認検査員
東京都出身。日本女子大学住居学科卒業後、ゼネコン建築設計部で一級建築士としてマンション・商業ビルの意匠設計・監理やマンションモデルルームの内装デザインを担当。確認検査機関では、確認検査員/住宅性能評価員として住宅性能評価/建築基準法の検査など担当、これまでに設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は機能的でおしゃれな部屋づくりを専門に行うCOLLINO一級建築士事務所を設立。部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点でつくる独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/子どもが伸びる住まいの仕組みづくりなどを提案。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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