大掃除と模様替えで暮らし一新!リフォームなしで叶う住まい改善

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年末大掃除で終わらせない!模様替えで家も家族もリセットする方法

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大掃除と模様替えで暮らし一新!リフォームなしで叶う住まい改善の方法を解説

大掃除+模様替え=リフォームなしで家が変わる!

年末の恒例行事といえば「大掃除」。一年の汚れを落として新しい年を迎える準備をする、日本ならではの習慣です。ところが、「せっかく片づけたのに、またすぐ散らかってしまった」という声をよく耳にします。大掃除を単なる“掃除と処分”で終わらせてしまうと、生活はあまり変わりません。
そこでおすすめなのが、大掃除に「模様替え」の発想を取り入れること。家具の配置や収納の見直しを組み合わせれば、家の印象だけでなく、家族の暮らし方そのものをリセットすることができます。本記事では、一級建築士の視点から、年末大掃除を住まい改善のチャンスに変える方法をご紹介します。


大掃除が「片づけだけ」で終わってしまう理由

年末に大量のモノを処分しても、数週間後にはまた散らかってしまう家庭は少なくありません。その理由は「根本的な空間設計」を見直していないからです。

  • 動線に合わない家具配置:家具の配置が悪いと、収納作業がおっくうになる。
  • 使いにくい収納:押し入れの奥や高い棚に日用品をしまい込み、取り出しにくい。また、適材適所に収納家具がない。そのため、床や机の上にモノが積まれる。
  • 家具が多すぎる・大きすぎる:部屋のサイズにあっていない家具を置いている場合、部屋は動きにくく片付けにくいため、モノが散らかりやすくなります

このような状態では、大掃除をしても「片づけ→散らかる」の繰り返し。模様替えを組み合わせることで初めて、根本解決につながります。


大掃除を“模様替え”に変える3つの視点

年末大掃除を「暮らしを整える模様替え」に変えるには、次の3つの視点が有効です。

  1. 家具配置の見直し
     収納家具の配置の見直しで、家族の動線がスムーズになり、日常のストレスが軽減・収納しやすい部屋に改善されます。
  2. 収納の適材適所
     「使う場所に使う物を置く」が基本ルール。1分以内に取り出せる収納動線を意識すれば、散らかり防止に直結します。
  3. 家具の見直し
     大きすぎる家具はサイズを見直し、多すぎる家具は処分するだけで、片付けや掃除がスムーズに。日々のストレスが軽減します。
  4. 空間の役割を再定義
     使っていなかった和室や空き部屋を趣味部屋や学習空間に変えるなど、“死んでいた部屋”を再生させる。家全体の使い方が劇的に変わります。

実例紹介:大掃除から暮らしが変わった家庭

ケースA:物置と化した部屋を片づけ、孫の遊び場に

高齢夫婦の家では、和室が荷物置き場になっていました。年末大掃除で不要品を整理し、低めのテーブルとラグを敷くと、帰省した孫の遊び場に。家族が自然と集まる部屋へと変わりました。

ケースB:家具の移動だけで部屋が片付けやすく

リビングにあった大きなソファを見直し、収納家具を新たに設置。散らかりっぱなしのリビングが、いつも片付いた状態をたもてるようになり、ストレスが軽減されました。

ケースC:不要家具を処分し在宅ワークスペースに

納戸に眠っていた古い棚を処分し、ワークデスクを設置。大掃除をきっかけに、リモートワークと子どもの学習机を兼ねる空間が生まれ、生活効率が上がりました。


家族と一緒にできる「年末模様替えチェックリスト」

年末の大掃除を機に、家族で次のポイントをチェックしてみましょう。

  1. リビングやダイニングに“物置ゾーン”ができていないか?
  2. 不要家具が通路や窓をふさいでいないか?
  3. よく使う物は「使う場所の近く」に収納されているか?
  4. 空き部屋や納戸が“デッドルーム・開かずの間”になっていないか?
  5. 家具や照明の配置が、家族の生活パターンに合っているか?

3つ以上チェックが入った場合は、配置や収納の見直しをするチャンスです。


年末大掃除 × 模様替えがもたらす未来

大掃除を模様替えとセットで行うと、部屋だけでなく「暮らし方」が変わります。

  • 家族関係が改善:模様替えの行為で家族が話し合い、団結する。
  • 居場所が増える:誰も使っていなかった部屋が再生・活用される。
  • 新年の生活習慣がスムーズに:物の定位置が決まり、片づけにかける時間が減る。

大掃除に模様替えも加えることで、単なる掃除ではなく、家も家族も新年に向けリセットされる“家族の再生イベント”に進化します。


リフォームなしでできる!“配置替えと収納改善”の力

また大掛かりな工事や高額なリフォームをしなくても、模様替えだけで住まいは驚くほど変わります。 家具の配置替え・収納の見直し・照明の変更アクセントクロスなど、小さな改善で「生活が回りやすくなる」「片付けストレスから解放される」といった大きな変化が生まれます。

リフォームではなく“模様替え”だからこそ、誰もが気軽に挑戦でき、効果をすぐに実感できる のです。TV番組のように劇的なビフォーアフターを、自宅でも体験できるのが魅力です。


まとめ

年末の大掃除は“掃除と処分”で終わらせるのではなく、家具の配置や収納を見直す「模様替え」 を組み合わせることで家も生活もリセットできます。大がかりなリフォームは不要。ちょっとした工夫だけで、家族の暮らし方そのものが変わります。今年は「大掃除+模様替え」で、新しい一年をより快適にスタートしてみませんか。

COLLINOでは、女性一級建築士がご家庭の間取りや家具配置を診断し、最短で効果が出る模様替えをご提案します。その他にも以下のようなサービスも実施しております。

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安心と上質を兼ね備えた住まいづくりを、ぜひご相談ください。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/教育建築士
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。デザインした家具はキッズデザイン賞を受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)がある。

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