100均の収納グッズで部屋があふれているのに、なぜ片づかないのか?――「収納したいモノ」と「収納サイズ」がズレている人の共通点
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「片づけたい」と思って、100円ショップやネット通販で収納グッズを買った経験はありませんか?
引き出し用のケース、仕切りボックス、折りたたみ収納、積み重ねラック……。
気づけば部屋のあちこちに“収納アイテム”が増えているのに、なぜか部屋は片づかない。
むしろ、以前よりゴチャゴチャして見える。
実はこの状態、多くのご家庭で起きています。
そして原因は「片づけの意識が低いから」でも「ズボラだから」でもありません。
最大の原因は、「収納したいモノ」と「収納グッズのサイズ・形」が合っていないこと」なのです。
■ なぜ人は「収納グッズを買えば片づく」と思ってしまうのか?
片づけたい人ほど、まず“収納”を増やそうとします。
なぜなら、収納グッズは
- 買えばすぐ効果が出そう
- 手軽で安い
- 見た目が整いそう
- 行動した実感が得られる
という「即効性」があるからです。
しかしここに大きな落とし穴があります。
多くの人は、
「何を」「どれだけ」「どんな形で」収納したいのかを
一度も整理せずに収納グッズを買ってしまうのです。
結果として起こるのが、
- サイズが合わず、入らない
- 高さや奥行きが無駄に余る
- 取り出しにくく、使わなくなる
- 別の収納を追加して“収納の上に収納”が発生する
という“収納の迷宮化”です。
■「入らなかった」ことを人は認めたくない
さらに厄介なのは、人の心理です。
せっかく買った収納グッズ。
「失敗だった」と認めるのは、少し悔しいものです。
そこで多くの人はこう考えます。
「まあ、別のモノを入れれば使えるかも」
「何かの収納には役立つでしょう」
こうして本来入れたかったモノは片づかないまま、
“収納グッズだけ”が部屋に増えていきます。
結果、
- 収納は増えている
- なのに床やテーブルの上は散らかる
- 探し物が増える
- 片づけのモチベーションが下がる
という負のループに入ってしまうのです。
■ 本当に大切なのは「収納家具」ではなく「収納したいモノ」
片づけのスタート地点は、収納グッズ選びではありません。
本当に最初にやるべきなのは、
「何を収納したいのか」を具体的に可視化することです。
たとえば、
- 毎日使うカバンは何個ある?
- 書類はA4?A3?ファイルの厚みは?
- 子どもの教材はどのサイズ?
- ストック品は月に何個増える?
- 季節モノはどれくらいの量?
この“量・サイズ・使用頻度”を把握せずに収納を買うのは、
採寸せずにオーダー家具を作るようなものです。
合わないのは、ある意味当然なのです。
■ 片づく家は「収納サイズ」から逆算している
片づいている家の共通点はとてもシンプルです。
- 収納したいモノのサイズが把握されている
- 必要な容量が見えている
- 使う動線に合わせて配置されている
- “増やさない設計”になっている
つまり、
「収納したいモノ → 必要なサイズ → 収納家具・収納用品」
という順番で設計されています。
一方、片づかない家は、
「なんとなく収納グッズを買う → 入らない → 追加で買う」
という逆順のループに陥っています。
■ 収納グッズを買う前に、必ずやってほしい3ステップ
これから収納を見直したい方は、ぜひ次の3ステップを踏んでみてください。
① 収納したいモノを“全部出す”
同じジャンルごとに並べ、量とサイズを把握します。
② よく使う・たまに使う・ほぼ使わないに分ける
使用頻度で置き場所の優先順位を決めます。
③ 実寸を測る
高さ・幅・奥行き・重さをざっくりでいいので測ります。
この情報があって初めて、
「どんな収納が必要か」が見えてきます。
■ 「安い収納」より「合っている収納」が部屋を変える
収納は価格ではなく、適合性で選ぶものです。
100円でもピッタリ合えば、最高の収納になります。
逆に、どんなに高級な家具でも、サイズが合わなければ“置物”になります。
「なんとなく買う収納」から
「目的から逆算する収納」へ。
この視点に切り替えるだけで、
収納は“増やすもの”から“暮らしを整える道具”へと変わります。
片づけが苦手なのではありません。仕組みが間違っていただけなのです。
今回の記事を参考に、ぜひ素敵な収納生活にトライしてみてください。
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