年収が上がるほど、家は散らかる――一人暮らしの部屋を“回復空間”に変える5つの設計ルール | COLLINO(コリーノ)インテリア

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年収が上がるほど、家は散らかる――一人暮らしの部屋を“回復空間”に変える5つの設計ルール

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「年収が上がるほど家は散らかる|一人暮らしを回復空間に変える5つの設計ルール」

なぜ大人の一人暮らしほど、家が疲れるのか

不思議なことに、収入が増え、良い家に住み、上質な家具をそろえるほど、

「家に帰っても落ち着かない」
「休日なのに休んだ気がしない」

という相談が増えます。

原因の多くは“片づけ力”ではありません。
一級建築士として数多くの住まいを見てきてわかったのは、

家が、あなたの生活に“設計されていない”

という事実です。

一人暮らしの家は自由度が高い分、目標を定めていないことも多く
実はファミリー住宅より難しい空間なのです。


高所得おひとりさまに共通する3つの罠

① 家が「第二の職場」になる

在宅ワーク・資格勉強・副業――
気づくとリビングはオフィス化。
脳がOFFに切り替わらなくなります。

② モノは良いのに“仮置き文化”

高価なバッグや服はあっても、
・帰宅直後の定位置
・明日の準備ゾーン
がない家がほとんどです。

③ 生活動線が長すぎる

洗濯→着替え→入浴→就寝が点在し、
毎晩“家の中を出張”している状態。

これらはすべて、
収納の量ではなく家具配置の設計ミスから起こります。


一人暮らしほど難しい理由

一人暮らしの家には、独特の構造があります。

  • 誰も違和感を指摘しない
  • 生活が一人分=部屋づくりの目標や基準があいまい
  • 部屋が少なく機能が混ざる

その結果、

「散らかってはいないのに、くつろげない家」

が生まれます。

私はまず次の3点をチェックします。

  1. 玄関からリビングまでの行動
  2. 帰宅直後の視界
  3. ベッドまでの最短ルート

ここが整うだけで、家の質は一変します。


ビフォーアフターを“法則化”するとこうなる

実例を一般化すると、効果が高いのは次の設計です。

① 玄関~リビング=スイッチオフ装置

  • カバン・鍵・コートを0秒で置ける
  • 郵便物の一時席を固定
    → 帰宅5分の混乱が消える

② 仕事は“見えない場所”へ

  • PCはノートパソコンなど可動できるもの
  • 休日の視界から消す
    → 脳が休日モードに入る

③ ホテル型クローゼット

  • 1列でコーデ完結・制服化
  • 立ったまま準備→ 朝の迷いがなくなる

④ ソファは“サイズと座り心地”が命

  • 帰宅後のリラックスを高めるソファは品質にこだわる
  • 部屋に対して小さすぎず大きすぎないものを

これらは大きな工事をせず、
家具配置だけで実現できます。


片づけではなく“暮らしの設計”を

一人暮らしの家に必要なのは、

収納テクニックよりも、生活の動線設計です。

どんなに良い家具でも、
位置が間違えば人は疲れます。

■お部屋診断コースでは

  • 動線の再設計
  • 家具レイアウト図作成

を行い、あなた専用の“回復する家”をつくります。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/一級建築基準適合判定資格者
東京都出身。日本女子大学在学中に英国へ留学し、インテリアデザインを学ぶ。その後、ゼネコンおよび確認検査機関にて、住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、5,000件以上の実務に携わる。空間デザイン賞(丹青社)・キッズデザイン賞受賞。

また、自身の子育てにおいて、医師およびゲームプランナーの道に進んだ子どもを育てる中で、住環境が思考力や実現力に大きく影響することを実感。

現在は「子どもが伸びる住まい」「家族関係が整う空間設計」をテーマに、
家具配置・動線・収納計画から住まい全体を見直す提案を行っている。

著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)。

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