空っぽハウス|女子部屋編|子どもの心の成長と勉強環境を整える部屋づくり | COLLINO(コリーノ)インテリア

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空っぽハウス|女子部屋編|子どもの心の成長と勉強環境を整える部屋づくり

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家具配置を見直すことで、同じ住まいでも雰囲気や居心地が大きく変わることを示したビフォーアフターのリビング空間

集中できる子ども部屋は「性格」ではなく環境で決まります

子ども部屋づくりのご相談では、
「勉強に集中できない」
「片づかない」
というお悩みを多くいただきます。

しかし多くの場合、原因は習慣ではなく空間の役割の混在にあります。
今回の女子部屋では、生活と学習の領域を整理することで
勉強に集中しやすい環境をつくりました。


① 男女別の寝室に分ける

成長期には自分の領域を持つことが重要になります。
特に思春期は生活リズムや心理的な変化が大きく、
同じ空間を共有すると互いに落ち着かなくなります。

そこで男女の寝室を性別で分け、
安心して過ごせる場所を確保しました。
これは学習以前に、生活の安定をつくるための土台です。

また大家族の温かみとは別に、狭くても一人になれる場所は必要です。


そこで、ベッドにカーテンを付け、中はライトを設置して一人だけの空間を作りました。
一人になれる場所ができたことで、心は安定します。


② 学寝分離|勉強部屋と寝室を分ける

集中できるかどうかは“意思”ではなく“場所”で生まれます。

そこで女子部屋では「勉強部屋」と「寝室」を分け
学習と休息の空間を明確にしました。

欧米の高所得層の住宅では、
子どもに専用のスタディルームを設けることが一般的です。

勉強部屋には
・おもちゃ
・漫画
・趣味のもの
を置きません。

一方、寝室にはリラックスできるものを置きます。

場所の役割を固定すると、
人は切り替えを意識せず行えるようになります。

私自身の子どももこの学寝分離で育ち、
医師とゲームプランナーとして学習成果を出してきました。
子どもの努力を伸ばし支えたのは”環境”です。


③ 白い家具とカーペットで光環境を整える

広さの感覚は心理に影響します。

そこで室内は白系の家具とカーペットで統一しました。
白は光を反射し、空間を明るく広く感じさせます。

圧迫感が減ることで集中の持続時間が伸び、
学習に向いた心理状態を保ちやすくなります。

ちなみに実際のお部屋は壁の傷みがひどく
右の画像のように、レースカーテンを使い、壁の痛みを簡易的に隠しました。


④ 名画を飾り知覚力を刺激する

美的刺激は思考を活性化します。

そこで勉強空間には名画を飾りました。
視覚的な刺激は知覚力を高め、
観察力や表現力に影響を与えます。

また「整った空間を保ちたい」という意識が働き、
片づけの維持
にもつながります。

ちなみにこちらの商品はニトリで手軽に購入できます。


⑤ 専用収納を近くに置く

片づけは距離で決まるといっても過言ではありません。

そこで、それぞれの空間に専用収納を設けました。
勉強のものは勉強部屋に、
趣味のものは寝室に。

収納量ではなく距離を近づけることで、
無理なく片づく環境になります。


⑥ 収納は位置が決まれば半分完成している

収納は断捨離やカテゴリー分けから始めるのではなく、
最初に部屋のどこに収納を置くか?
その位置を決めることが重要です。

使う場所の近くに収納を配置すると、
あとは自然に分類されていきます

子どもには片づけ方を教えるより、
戻せる場所を設計する方が効果的
です。

Before

After


子ども部屋は“学ぶ力”を支える環境になる

集中力は本人の性格ではなく、
空間の役割がつくります。

・生活の場所
・休む場所
・学ぶ場所

この3つを分けるだけで、
子どもの行動や習慣は大きく変わります。
だまされたと思って、一度試してみてください。
結果は必ず付いてきます。

次回は、高齢の祖父母が安全快適に暮らせる部屋の役割設計について解説します。

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※当事務所では、完成イメージパース図を作成し事前に共有することで、
完成後のイメージの行き違いを防いでいます。

この記事の著者

しかま のりこ

一級建築士/模様替えアドバイザー/一級建築基準適合判定資格者
東京都出身、日本女子大学在学中に英国留学、インテリアデザインを学ぶ。ゼネコン・確認検査機関では住宅の設計・審査・検査・インテリアコーディネートまで、 5,000件以上 の実務をこなす。 “住まいを診断”する検査員としての厳しい目と、 暮らしを心地よく整える家具配置の視点を持つプロ。空間デザイン賞(丹青社)・キッズデザイン賞などを受賞。著書に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」「狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋づくりのルール」(彩図社)。

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